寒く、厳しい冬が終わり、

 

いつの間にか空気に優しさが

よみがえってきた時、

 

長い冬の間、ずっとためていた

そのエネルギーを

 

一気に放出するかのように

咲き誇り、そして散っていく桜の花。

 

 

人はそこに、

命の力強さ、美しさ、

そして儚さを感じて

感動を覚えるのでしょう。

 

【吉野山の千本桜】


 

 

桜と言えば思い浮かぶのは

 

ソメイヨシノ

 

ですよね。

 

 

桜の名所、奈良県の吉野山に

ちなんで名付けられたと言われる

このソメイヨシノはなんと、

 

まるでSFの世界のように・・・

 

 

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桜の花も、

 

梅の花も、牡丹の花も、バラの花も、

ユリの花も、ヒマワリの花も・・・

 

その咲き方は花により様々ですよね。

 

 

花の咲き方には

もちろん正解などありませんし、

人によって好みも異なるものでしょう。

 


人が生きていく上であるべき姿、

 

どう考えて、

どう生きていくべきなのか。

 

そこにもまた、

 

正解はありませんよね。

 

 

だけど、

 

私たちもできることなら、

 

自分が心に思う

最高の生き方をしたい。

最高の姿で咲いていたい

 

・・・ですよね。

 

 

自分はどうあるべきか、

 

そして

 

自分はどうなるべきか、

 

 

花たちは自分で決めた

最高の姿で咲くように、

 

私たちも自分で、

それを見つけていかなければ

ならないのでしょう。

 

 

そのために、

この人の言葉をヒントにすることもまた

正解なのかもしれません。

 

 

今回も前回に続き、

(今日と時間と感謝の気持ち / ウィリアム・アーサー・ウォードの世界)

 

「アメリカ人の中で
最も格言が引用された作家の一人」

 

と呼ばれる

 

ウィリアム・アーサー・ウォード

の言葉をご紹介していきます。
 

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“Blessed is he who has learned 

to admire but not envy, 

to follow but not imitate, 

to praise but not flatter, 

and to lead but not manipulate.” 

 

「称えるが妬まない、

従うが模倣しない、

賞賛するが媚びない、

そして、導くが操らない、

それらを学んだものこそが

恵まれた者だ」

(ウィリアム・アーサー・ウォード)

 


人は誰しも

隣の芝生を青く感じるもの。

 

自分に無いものばかりに目がいき


それを持つ者をうらやむか、

そのことを否定して目をそらすか、

 

・・・となりがちですよね。

 

 

他人は他人、自分は自分。

 

いいものはいいと惜しみなく

称えることができ、

 

さらに、

 

人を導くだけの度量を持ちながら、

自分のために人を利用するような

ことは決してしない。

 

 

それは人として自立し、

自信がある者にのみ

可能な生き方かもしれませんね。

 

 

“Greatness is not found in possessions, power, position, or prestige. 

It is discovered in goodness, humility, service, and character.” 

 

「偉大さは

所有、権力、地位、

あるいは名声の中には

見いだされない。

それは、

善良さ、謙虚さ、奉仕、

そして人格の中に

見いだされるのだ」



所有しているものにこだわらない。

所有しているもので人を見ない。

 

人の世の波に流され、

他人の価値観の上に生きるのではない。

 

 

大切なものは

その内面からなる人間性、

 

自分自身の中に尺度を持ち、

人としての正しさをよりどころに

生きること。

 

 

たたきつけるような雨にも、

全てをなぎ倒すかのような風にも

負けずに、

 

ゆるぎなく

大地にどっしり根を下ろして

天に向かってまっすぐ伸びる、

 

大木のような生き方、

 

私たちもイメージして

目指していきたいですね。
 

 

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そこに石があることに気づけば

 

“We can choose to throw stones, 

to stumble on them, 

to climb over them, 

or to build with them.” 

 

「私たちは石を

投げることも、

つまづくことも、

乗り越えることも、

それを使って何かを創ることも、

選択することができる」

 

 

そういうものですよね。

 

 

物事の本質を見抜き、

物事を多角的にとらえることのできる

 

知性

 

それもまた生きていく上で必要なもの。

 

 

物質に限らず、

私たちの身の周りの状況、

 

それらを肯定的にとらえて

 

自分のために役立てることが

できる力、

 

 

先を見通し、

 

自分の進みたいと思う道を

進むための最善の方法を考え

選択することのできる力。

 

 

それらの力があれば、

必要以上に恐れることなく、

最適な行動を取り、

 

自信を持って、

人生を進めていくことが

できるのでしょう。

 

 

そしてそんなふうに生きる人は、

はたから見たら、

 

自由に悠々と生きることのできる

 

楽観主義者

 

に見えるのかもしれません。

 

 

“Optimists enrich the present, 

enhance the future, 

challenge the improbable 

and attain the impossible” 

 

「楽観主義者は

現在を豊かにし、

未来を強化し、

可能性の低いことに挑戦し、

不可能なことを成し遂げる」 

 

 

私たちもそんな

 

「楽観主義者」

 

でありたいですね。

 

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“The adventure of life is to learn. 

The purpose of life is to grow. 

The nature of life is to change. 

The challenge of life is to overcome. 

The essence of life is to care. 

The opportunity of life is to serve. 

The secret of life is to dare. 

The spice of life is to befriend. 

The beauty of life is to give.” 

 

「人生の冒険は学び。

人生の目的は成長。

人生の本質は変化。

人生の課題は克服。

人生の根底は配慮。

人生の機会は奉仕。

人生の秘密は勇気。

人生の趣は友情。

人生の美とは与えること」

 

 

・・・そういうものかもしれません。

 

だけど、

 

全てを成し遂げること、

全てを手に入れること、

 

それはもちろん困難なことでしょう。

 

 

だから、

決して完璧ではなかったとしても、

 

 

“To make mistakes is human; 

to stumble is commonplace; 

to be able to laugh at yourself is maturity” 

 

「間違いを犯すのが人間。

つまずくのは当たり前です。

自分で自分を笑わえることを

成熟というのです」 

 

 

うまくいかない自分を

 

「そんなこともあるよね」

と笑い飛ばして、

 

自分が心に思う

最高の生き方をしていけば

いいのだと思います。

 

 

そうです!

 

 

“If you can imagine it, you can achieve it, 

if you can dream it, you can become it” 

 

「想像できるなら、達成できる。

夢見られるなら、そうなれる

 

 

心に思い浮かぶ最高の花、

私たちも咲かせていきましょう!!

 

 

 

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【こちらの記事も是非どうぞ】

今日と時間と感謝の気持ち / ウィリアム・アーサー・ウォードの世界

 

人を導く、自分を導く / ウィリアム・アーサー・ウォードの世界 III

 

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現代では天気予報などで

「桜が開花した」

 

というときの「桜」は

この種のことを指すほどの、

 

桜の中の桜

 

ソメイヨシノは、

実は自分自身に結実した種子では

発芽することは無く、

 

各地にある樹は全て人の手で

接木(つぎき)などで増やしたもの、

 

つまり全てのソメイヨシノは、

同じ遺伝子を持つ

 

「クローン」

 

ということになるそうです。

 

 

ソメイヨシノが

「さくらの開花予想」などに

使われる理由も、

 

人気があるからとういことだけではなく、

 

全ての個体が同一に近い特徴を持ち、

その数が非常に多いため・・・

 

だそうです。