「世の人は

我を何とも言わば言え 

我が成す事は我のみぞ知る」

(坂本龍馬)

 

 

坂本龍馬については、

今さらここでくどくど説明する

必要はないと思います。

 

 

大きな心と、先を見通す眼で

いつも遠くを見ていた龍馬。

 

その眼には

日本の行く末、あるべき姿。

そのために自分がすべきこと、

 

全てがはっきりとうつっていたのでしょう。

 

 

世間の人間に自分を

なんと言われようと、

自分のやることは

自分だけが知っていること。

 

 

他人からの評価に心が揺れた時、

自分に自信を持てなくなった時、

自分の信念を取り戻したい時、

 

そんな時は

青く澄んだ空、どこまでも続く水平線、

 

そして龍馬の姿、龍馬の言葉を

思い出してみるといいかもしれません。

 

 

どこかから、

 

「くよくよしてたらいかんぜよ!

心はいつも太平洋ぜよ!」

 

そんな声が聞こえてくるかもしれませんよ。

 

【龍馬も見つめた土佐桂浜】

 

/////////

 

「義理などは

夢にも思ふことなかれ

身をしばらるるものなり」

 

 

龍馬は別に不義理をしろとは

言っていないのだと思います。

 

 

幕府だ、薩摩だ、長州だ、

攘夷だ、開国だ・・・と

 

日本中が血で血を洗う闘争に

明け暮れていた時代に、

 

日本の本当にあるべき姿と未来を見て、

今そこにある危機に気づき、

命を懸けて自分がすべきことをやりぬき

日本を近代化の世に導いた坂本龍馬。

 

彼の言葉が

私たちに教えてくれているもの。

 

 

それは、

 

自分の中にある、自分が信じる

 

「正しい道理や筋道」

 

それは、もしかしたら

単に自分が正しいと思っているだけの、

自分だけの

 

「思い込み」

 

なのかもしれない。

そういう気持ちを持つこと。

 

 

その思い込みは

他人の考え、他人の価値観と同様、

 

あなたをしばりつけて苦しめ、

先に進むことを阻むものである。

 

だから

そんなものにとらわれないこと、

 

・・・ということなのかもしれません。

 

////////

 

とはいえ、

いつの世も人は

 

何が正しいことで、

何が人として守るべきことなのか。

 

非常に難しいその見極めと

選択に悩み苦しむもの。

 

 

だから、

 

他人の意見、

世の中の既成の概念、

自分の中に既にある思い込み、

 

それらに従って生きる方が

ずっと楽なのかもしれません。

 

 

それでも

 

自分が成し遂げるべきことを

成し遂げるためには、

 

自分に見えている世界、

自分の心が感じたこと、

自分の中に聞こえる心の声が

正しいものであると信じて、

 

今、目の前にある

自分の行く道を阻むものに気づき、

 

それらにしばられることなく、

自分の進む道を選択すること

 

そう考えて

自分の進む道を決めていけば、

 

自分の人生は、

自分自身の力で

その先に向けて

切り開いていくことができる。

 

 

龍馬の言葉は

それを私たちに教えてくれていている

のではないでしょうか。

 

 

そして

 

「日本を今一度 

洗濯いたし申候 」

 

そう語りながら、

 

幕末という激動の時代に、

劇的にその生涯を駆けぬいた

彼の言葉が正しいことは、

 

龍馬が歴史に残した功績が証明している。

 

そういうことかもしれませんね。

 

【高知県桂浜の坂本龍馬像】

 

////////////

【こちらの記事も是非どうぞ】

竜馬がゆく / 坂本龍馬の世界 II

 

おもしろきこともなき世を / 高杉晋作の世界

 

【その他の名言記事へのアクセスは】

ここからアクセス! / 過去の名言集記事 (# 111~# 120)