走り続けること。

ただ走り続けること。

その足を止めないこと。

 

とても難しいことですよね。

 

 

その先が暗闇であろうと、

ぬかるみであろうと、

道と呼べるものなど無かろうと・・・。

 

いつの間にか、

光がさした場所に出て、

周囲からヒーロー扱いされるようになっても、

 

「絶対に手にする」

と決めて、めざし続けた目標に

「届く」と確信した瞬間に

予想もしない落とし穴に落ちて

地の底まで落ちても、

 

一緒に走っていた仲間たちは

一人減り、二人減り・・・

いつしか一人もいなくなり、

今は自分の子供のような年齢の人間と

競い合うことになっても・・・。

 

 

彼のこれまでの長い人生において

彼は変わらず走り続けてきました。

 

 

彼が走り始めた時には

道すら見えなかったその道の先の、

 

誰も想像しなかった世界は

今はもう当たり前の世界となって

人々の眼前に開け、

 

彼の走り去ってきた道に

彼が残した足跡には、

 

いつの日からか花が咲きはじめ

今は一面の花畑となりました。

 

 

それでも彼は振り返ること無く、

自分が通ってきた道に満足すること無く、

前だけ向いて走り続けています。

 

昨日も、今日も、明日も・・・。

 

 

そして今年も彼は立つのです。

ピッチという彼の戦場に・・・。

 

 

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中学生の時の進路希望調査に

「第一希望 ブラジル」

と書いて先生に怒られた少年は

 

52歳となってもサッカー選手として

ピッチに立ち続けます。

 

 

プロフェッショナルリーグでプレーする

世界最年長のプロサッカー選手、

 

カズこと三浦知良選手が

J2横浜FCとの契約を更新したニュースが

先日報道されました。

 

 

カズ選手といえば、

代名詞は背番号11ですよね。

 

中学を卒業した後に渡ったブラジル時代から

彼がこだわり続けた背番号11。

 

この11にはどんな意味があるのでしょう?

 

 

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「人生には

良いときも悪いときもある。

大きな実績をあげれば

自信がつく。

挫折したときでも、

そこからはい上がることで

踏ん張る力が身につく。

栄光と挫折の両方を

経験することで、

人は大きく成長していけるのだろう」

(三浦知良)

 

 

1982年12月、高校を進学から

8カ月で中退しプロサッカー選手となる

ことを目指して、

 

単身ブラジルに渡った時、

 

カズ選手のプロサッカー選手としての

キャリアはそこから始まりました。

 

 

プロスポーツ選手としては

決して大きくはない体(177cm 72kg)で、

30年以上闘い続ける彼を支えている

 

絶対の武器、

 

 

大舞台にもビクともしない、
ここ一番の大切な場面で
必ずゴールを決める

彼の力の源。

 

 

それは、

 

精神力

 

といわれています。

 

 

栄光に酔い続けること無く、

挫折を恐れること無く、

 

全てを自分の成長のためと理解し

全てを受け入れ、

それらを背負って

走り続けようとする

 

覚悟。

 


「どんなに八方ふさがりの

ように思えても、

道がなくなるわけではない。

進むべき道、

進んでいける道を見つけて、

一歩ずつ進んでいけばいい」

 

 

どんな時でも、

「進む」

と決めて、

 

あきらめることなく道を探し、

見つけたその道を進み続ける

 

意思。

 

 

「一番充実する地点に向かって

探りながら進んでいる感じです。

決して止まってはいけないし、

まだまだ上がある。

自分の可能性に賭けています。

自分の人生が

巻き戻せるとしても、

どこにも巻き戻したくない」

 

 

まだまだ先がある、

まだまだ上にいかれる、

 

そう信じて自分の道を迷わず進む

 

気力と探究心。

 

 

「先輩方や自分たちが

積み重ねてきたものがあって、

今がある。

今が素晴らしければ

素晴らしいほど、

過去の苦労の

価値は高まっていく」

 

 

努力を重ね、

結果を重ねていくことで

自分の通ってきた道の価値を高める。

 

未来を切り開くことで、

自分の通って来た道にも

花を咲かせていくことができると

 

信じる心。

 

 

それら全てが30年以上にわたり

カズ選手を支え、

 

日本のサッカー界を牽引し、

 

たくさんの人に感動を与え続けてきたのでしょう。

 

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「『とにかく今日を一生懸命、

精一杯やる』

と思って練習を

積み重ねるだけだ。

そうして

『気がつくとここまで来ていた』

という生き方で

いいんじゃないか」

 

 

それこそが、

 

ピッチを、サッカー界を、

そして人生を走り続ける彼の

 

信念。

 

 

「サッカーは、人生そのもの」

 

迷い無く、そう言い切る

彼の生き方を見ながら

 

進んでいく道は違っていても、

 

 

可能も不可能も無い。

 

道なき道を、

ただ前だけ見て走り続けるのみ。

 

そう決めて走り続ける、

 

覚悟、意思、気力と探究心、信じる心、

 

そして信念。

 

 

カズ選手の精神力を

私たちも見習い、

取り入れていきたいですね。

 

 

【52歳で迎えるシーズンへ。

カズ選手は走り続けます】

 

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【こちらの記事も是非どうぞ】

夢の挑戦者 / 三浦知良の世界

積み重ねてきたもの、積み重ねていくもの / 三浦知良の世界 II

 

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ここからアクセス!/過去の名言集記事 (# 201~# 210)

 

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カズ選手といえば背番号11。

切っても切れない関係ですよね。

 

この背番号11は

 

カズ選手がプレーした当時のブラジルは

背番号固定制ではなく、

 

先発選手が1番から11番をつける

システムになっていて

 

ポジションが左ウィングのカズ選手の

背番号は11番だった・・・。

 

 

つまり彼のプロ選手としてのキャリアの

始まりの番号であり、象徴でもある。

 

そういう番号だそうで、

 

その後も一貫して彼はこの背番号11に

こだわりを持って

背負い続けているそうです。

 

 

背番号としてだけでなく

私生活においてもラッキーナンバーとして

11を大事にし、

 

車のナンバーも11。

 

駐車場で11番が空いていたら

どんなに狭くてもそこに駐める・・・

 

そこまでこだわっているそうです。

 

 

「リーグ戦でゴールを挙げた最年長プロ選手」

(50歳14日)として

ギネス認定されているものの、

 

2018年のシーズンは4年ぶりに

先発ゼロ、得点ゼロに終わったカズ選手に、

限界説は常につきまといます。

 

今年は勝負の年かもしれません。

 

 

それでも、

 

「成功した時に

スポーツ紙の一面になるのは

普通の選手。

失敗した時に

スポーツ紙の一面になる選手は

限られている。

失敗を取り上げられて、

叩かれることに

誇りを持てばいい」

 

 

そう語る背番号11番、

 

カズ選手のプレー、

今年も期待しましょう!!