「目標達成のためにがんばるよ」

 

そういう方は多いかもしれません。

 

 

でも短い期間だけならともかく、

 

がんばり続けるのは

疲れてしまうものですよね。

 

 

大きな目標を達成したとしても、

そこで

 

「燃え尽きてしまった」

 

という状況にならないためにも、

 

 

生きていく上で、しっかりとした

 

智略と戦略

 

は必要不可欠

 

と言えるかもしれません。

 

 

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今回は前回の、

 

「風林火山」その覚悟と行動 / 武田信玄の世界

 

の続きです。

 

疾(はや)きこと風の如く、
徐(しず)かなること林の如く
侵掠(しんりゃく)すること火の如く、
動かざること山の如し。

 

 

孫子の兵法
「風林火山」
の旗をかかげた、

 

戦国の巨星、

甲斐の虎、

 

武田信玄が教えてくれる、

 

「目標達成」

 

のための普遍の戦略について

考えていきます。

 

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【 Part 3.【火】/ 戦い そして 智略 】


戦いは五分の勝利をもって上となし、
七分を中となし、
十分をもって下となる。


五分は励みを生じ、
七分は怠りを生じ、
十分はおごりを生ず。



信玄は戦国大名の中でも、
ずば抜けて思慮深い性格であった
といわれているそうです。


宿敵、

 

上杉謙信

 

との川中島での壮絶な死闘でも

有名な信玄ですが、





「戦わずして勝つ」
ことを理想とする

 

『孫子』の兵法

 

を学んだ信玄は、

敵と正面からぶつかって

死闘を繰り広げ、


徹底的に相手を殲滅する

ような戦いよりも、


周到な計画と情報収集に基づき、

期を見て果敢な決断をして行う、


謀略戦

 

を得意としたそうです。


そんな信玄が、それでも戦う時、

 

その時は、

勝ちすぎれば、

味方に油断が出て
相手も死に物狂いになる。


勝った後には

多くの恨みを買うことにもなる。

だから

5割だけ勝って、

自分も味方も引き締める。


目先の大勝にこだわらず、


「常に勝ち続ける」

 

ために・・・。

 


これこそが、
智謀にたけた信玄の


最高の戦術であり、
必勝哲学だったのでしょう。


我々も、
目先の一つの大成功

にこだわって、

 

一生懸命になりすぎて
そこで燃え尽きてしまわないよう、

完璧でない結果、
完璧でない自分、

 

をそれで「よし」と受け止めながら、


常に今より先、


「未来の成功」

 

までを見据えながら生きていく。


そういう余裕が

必要なのかもしれませんね。


 

 

晴信(信玄)の弓矢は

欲のためではなく、

 

民百姓を安楽にするためだと

民に知らせれば、

 

わしが軍を進めるのを

待ち望むようになる。

 

 

智略の無い力、


力の無い智略。


どちらも

身を滅ぼす危険なもの


そういえるかもしれません。



目の前の敵と

 

いかに戦い、
滅ぼすかではなく、


自分は何のために戦うのか?

 

目先のものではない、

自分にとっての


「本当の勝利」

 

とは何か、

 

 

そのためには、

 

今本当にやるべきこと、

大切なことは何か?



未来を見通し、
行動できる智略と

 

圧倒的な戦闘力で、

 

戦国最強を誇った信玄の、

 

 

その

 

「力と智略のバランス」

 

こそが、

 

彼の死後から

450年後の世界を生きる

私たち現代人にとっても、

 

 

目的を成し遂げるため、

成功者となるため、
 

 

に必要な普遍の法則

 

・・・なのかもしれませんね。

 


「風林火山」その光と影 / 武田信玄の世界 III に続きます)

 

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「風林火山」その覚悟と行動 / 武田信玄の世界