人間の境界 | 映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画のためになるべく映画館で見ます
リピートも大切な要素なので2回目以降の
感想も記載しています。
とはいえ物忘れが激しい自分のための備忘録
偏った稚拙な表現をお許しください。

アグニェシュカ・ホランド監督

ジャラル・アルタウィル、マヤ・オスタシェフスカなど


スウェーデン亡命を試みるシリア人家族

ベラルーシを経由してポーランドを入り口に

ヨーロッパへ入るのが安全と聞いていたが、

ポーランド国境警備隊に非道な扱いをされ

ベラルーシへ連れ戻される

ベラルーシは独裁国家でここでも迫害をうける


最初は難民家族視点で展開して

途中からポーランドで密入国者を匿う

活動家視点になっていく


みていてとにかく同じようなシーンが続き

いろんな余計なことを考えてしまった。

まず日本は恵まれてるなってこと。

銃撃される心配や寒さに凍える屋外に

追い出される危険もなく投票にいけば

世の中を変えることができる。


次にヨーロッパや中東の人たちは信仰が

あるからか、神さまにすぐ頼りすぎる。

かなり悲惨な状況の本作でも

正直わたしの心に響かなかったのは

他人のせいにしすぎる人たちの描写。

私はかわいそう、わるくないのに。ってのが

見えてくる。

証拠にとにかく嘆き叫ぶシーンが多い。

子どもが殺されても叫んで戻ってくるなら

叫べばよいけど、叫ぶことで兵隊にみつかり

暴行を受ける。家族も暴行を受ける。


あとは本作に限らないけど、

貧しさに震えるような人たちがとにかく

タバコを吸う、泥酔するほど飲酒する。

なんなんだ?!

もちろんこれは作り物の世界で

演出の小道具としてタバコを吸わせるんだと

わかっている。ただ、私はそれで冷める。

げろうんこが出ると私はそこでおしまいだが

本作では大量のうんこを触ったあとで

普通にタバコをすってたのはひいた

飲み水もないほどの国なので

手を洗ったシーンはない。。


子どもが親のスマホでゲームやりすぎて

亡命先で充電切れ。充電器を託されてた

息子が充電器を無くす。

充電器を持ってたババアも雨で水に濡らす。

特にジジイのポンコツは酷すぎて、

警察に連行されてるときにモタモタしてて

警察官に脚を噛まれ負傷…

ババアも途中に沼ではまって孫を亡くすとか

もう戦争とか差別とか関係ない凡ミスが

多かった気もする。

立ち入り禁止区域に行くな!っていわれ

わざわざ夜中に侵入。その後近辺で

わざわざ母親に電話してて警察に捕まる

そこで不当尋問で裸にされてかわいそう

の流れは、おばさんの裸をみせられて

観客も辛かった。


なによりもこの作品、カラーでみたかったな

なんかいろんな意味でやりすぎて

メッセージが生まれた作品かなと思った