笑いのカイブツ | 映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画のためになるべく映画館で見ます
リピートも大切な要素なので2回目以降の
感想も記載しています。
とはいえ物忘れが激しい自分のための備忘録
偏った稚拙な表現をお許しください。

滝本憲吾監督

山口智之、成宏基、滝本憲吾、足立紳脚本

岡山天音主演、仲野太賀、松本穂香、菅田将暉

片岡礼子


構成作家ツチヤタカユキが自らの反省を

小説にした「笑いのカイブツ」映画化


ツチヤタカユキは15歳から六年間、

テレビの大喜利番組へ投稿し、

その後お笑い劇場の見習い作家となる

人間関係にうまくいかず

ハガキ職人から上京し

ベーコンズの座付き作家に

転身するもまたもや挫折。

お笑いから足を洗おうとするも

ほかに何もできない自分に絶望。

そしてたどり着いた先は…


何をやってもうまくいかない!って

絶望にある人は

恐らく努力のカイブツなんだと思う

この作品のツチヤタカユキは

ハッピーエンドもバッドエンドも描かれない

今もって続いている途中なんだ。


全速力で全力で壁をぶち破ろうとすると

跳ね返ってくることもある。

器用なやつが得してるってのも違って

先輩作家の氏家や山本の姿も

私のむねをとんでもなくヒリヒリさせた。

西寺が「おまえは大丈夫。俺も同じだった」

と声かけるセリフには涙が止まらないし

おかんのただ見守ってくれてるのも

正直羨ましかった。

ピンクに身体中の体液だだもれしながら

打ち明けたシーンなんかも

「地獄やな、それでも生きててほしい」の

ところも一瞬、自分もまだやり直せるのかな

なんて思わせてくれた。


予備知識なくそれでもなんかわさわさする

感じがしてたけどその上をはるかにいきました


頑張りたいけど、頑張れない時代だから

生きていくのにハテナを持ちながら

時間が過ぎていく毎日で

私みたいな歳をとり世間から要らない存在でも

この作品に出会えたことは

生きててよかったと思えた瞬間で

もう少しだけ生きるのを続けてみようかなと

今の私には最高でした