自律神経失調症について②
こんにちは 金田です。なんだか 消耗しそうに風の強い日が多いですね 一昨日は桜吹雪がキレイでしたが。飛ばされないよう お気をつけ下さいませ。 さて前回に引き続きまして、今日は 東洋医学から見た 自律神経失調症について です。 東洋医学には『心身一如』という言葉があります。意味は 「心が病むと身体が病み、身体が病むと心も病む」で、お互いに密接に関わり合っていて 切り離しては考えられない ということです。 現代医学で ストレスが身体的異常を引き起こすと考えられ出したのは1930年代ですが、東洋医学では2000年以上昔の文献に 既に取り上げられており、 人は 風や雨,暑さ寒さ,乾燥や湿気,感情の起伏 といった身体に対するストレスが積み重なった結果として、病気になると考えられていました。 また、"七情"と言って 喜 怒 憂 思 悲 恐 驚の 七種の感情が過度になると (たとえ'喜'であろうとも!) 心理的ストレスとなって 様々な病気の原因になるというのです。 そして身体の器官として五つの臓器 肝 心 脾 肺 腎 (現代医学の捉え方とはちょっと違いますが)それぞれと 結び付く感情があって その感情が過度になると該当する臓器が傷む と言うのです。―この 五つの分類に関しては 臓器や感情 だけでなく 実に色々なモノがありまして あまり簡単に説明出来ませんので また改めて 別の時にお話しします― そこで 感情から病に至る例を具体的に挙げてみようと思います。 割りと早い段階から影響されるものとして 又、春という季節感もあるので 肝から 説明します。 そう 春は肝と同じ分類なのですが、同様に感情としては '怒り' になります。 そもそも肝には、東洋医学で言うところの '気' や '血' を順調に滞りなく 巡らせるという大事な働きがあります。それにより 情緒を安定させ精神状態を快適に保ち,視床下部のホルモン系や自律神経系の機能によって 全身の各機能が円滑に行われるように調節する 役割を担っているのです。 春と共通するように、肝はのびやかな自由さが特徴なので あれこれ規制されることでもストレスとなってしまいます。 すると 滞りなかったものが徐々に滞るようになり、あちこちに影響が出るようになります。 症状を表す言葉が色々あるので ちょっとご紹介しますと、 怒りや不満が鬱積して発散されない状態を『肝気鬱結』といいます。文字通り いかにも詰まってる感じがしますが、イライラして怒りやすく,胸につかえる感じがあり,ため息をつきやすく,時に落ち込みがちで鬱状態にもなりやすい,咽頭部にいつも詰まった感じを覚えることも。 怒りが更にカァーッと燃え上がるようにエスカレートすると、これは『肝火上炎』と言いまして こちらは頭痛やめまい,耳鳴りが起こったり 顔面の紅潮や眼の充血なども表れます。 これらは同じ '肝' の症状なのでお互いに移行しやすかったりもします。 押さえようと思っても怒りやイライラが納まらない状態というのは 中々ツラいものですね。 怒りは心身を消耗させますし。 そんな状態が続いていると、他の臓器にも影響が出て来るのですが 更に長々しくなりそうですので そちらはまた次回にさせて頂きます。