基本のキ・・・・・・気・血・津液+精について①
こんにちは 金田です。今日は以前に取り上げた東洋医学の基本的なことの続きとしまして気・血・津液 プラス精 について お話したいと思います。この考え方はやはりかなり独特ですし、これを抜きにしては説明出来ないことも多く絶対外せないモノなので。以前の病気の原因 病因についての時にも途中で出て来て うーん と なったのでした。ちゃんと説明しないとなんですが ちょっと簡単に一言では説明出来ない という感じでかなりザックリしましたので 気になっていました。全てが、人体を構成し生存を維持する基本的な要素で互いに依存・制約・相互扶助する関係性にあります。それぞれの働きを単純に言い表すと " 気 " は 生命活動の根幹となるエネルギー源 で " 血 " は 全身に栄養を運ぶ " 津液 " は 血以外の全ての体液で 身体を潤す 役割があり " 精 " は 生命活動に欠かせない 成長や生殖の源となる物質で 気 の原料にもなるなどです。それぞれ重要ですので 個別に詳しく説明出来たらと思います。では4つの内の まずは " 気 " から。これは大変重要なものなのですが 説明するのが一番難しいものでもあるでしょうか・・・目には見えず 機能だけ存在する 宇宙を構成する基本単位で"気" の変化により 万物が創造され 全ての事象が生まれ人体を作り生命活動を維持する のだそうです。スケールの大きい話です。目に見えないって分かりづらいですし。信じられないという方もいらっしゃるかもしれません。それは少し置いておいて下さい。身近な所まで降りて来たら ちょっと分かり易くなるかもしれませんので。人体の " 気 " は呼吸によって取り込まれる清浄な空気である ' 清気 ' (肺)と摂取した飲食物より生成される ' 水穀の精微 ' (脾)→日々のエネルギー や両親から受け継いで (腎) に保存されている ' 先天の精 '→生まれ持ったエネルギーから生成され 作用の違いから宗気(そうき)・営気(えいき)・衛気(えき)・原気(げんき)の4種に分類され、全身にくまなく分布しています。それぞれの役割と分布は宗気:心臓の拍動と肺の呼吸を正常に行い、血と津液の流れを促進 胸の中央に集まっている営気(=栄気):栄養に富んだ気で、血と共に血脈を巡り全身に栄養を補給する衛気:全身に分布して外邪(病気)の侵入を阻止する気で、抵抗作用が強く 汗腺を開閉して体温調節も行う原気(元気・真気):最も重要とされており 生命活動の原動力、生殖活動・生長発育の源であり、 腎(丹田)から発して全身を巡る 不足すると臓腑の働きが低下となっています。※外邪は 外因ともいうのですが 詳しくはこちらどことなく現代医学と重なりそうな部分もありながら 微妙に違っているのが面白いです。" 気 " は生命活動のエネルギー源であると同時に 活動を推進する作用も持っているため不足すると途端に支障が生じてしまいます。その5つの作用とは血や津液の流れを促進する,臓器や経絡を動かし発育にも関わる「推動」体温を維持する「温煦」 外邪の侵入を防ぐ「防御」(衛気)血や体液の漏出を防ぎ、汗や尿量を調節する「固摂」(原気)気→血 や 血→精 など 気・血・津液・精 の間の転化や 汗や尿,排泄物の生成など 物質の変化に関わる「気化」に なります。どれも重要で これを目に見えないものが担っているのかと思うと 純粋にスゴいなぁ と思ってしまいます。余談ですが私はずっと「病は気から」というのは「気の持ちよう」みたいなニュアンスだと思っていたのがそうではなく " 気 " の不足や変調は、全身の不調に直結する! だったと知りかなり恥ずかしかったです。具体的には" 気 " の量が不足して機能低下が生じる『気虚』は、新陳代謝が悪くなり臓腑の働きも低下してしまうのですが症状としては、推動作用の低下で食欲不振になったり 栄養不足で気が作れない状態から息切れや全身倦怠感などまた固摂作用の低下から何もしていないのに汗が出てしまう などがあります。原因は、脾胃の働きの低下からの栄養不足だったり 過労によって気が大量に消費されてしまったことにより起こります。疲れ易く力が入らない・元気が出ない感じでしょうか。" 気 " の流れが滞って鬱積した状態の『気滞』は、滞っている部分に痛みや熱を感じたり、精神の不安定さからイライラや不眠につながったりします。原因としては、外邪の侵入や栄養失調,精神的ストレスと考えられます。流れが淀んでつかえているような。また" 気 " が逆行する『気逆』は、推動作用本来の一定方向に進む 食物は胃から小腸へ や 呼吸だったら口から肺へ というのが逆行してしまいます。肝,肺,胃に起き易く肝の場合は、頭に血が上った状態になり イライラや めまいに肺は、咳や喘息など呼吸器系の症状が 胃では、嘔吐感や悪心につながります。こちらも原因は、外邪の侵入や冷たい・熱いものの摂り過ぎ と 精神の不安定さ から不調を呼び込んでしまうのです。他に、やはり" 気 " の不足で起こる『気陥』は、上に押し上げる力が無くなるため 臓腑や津液を上げられなくなってしまい尿意が頻繫になったり 胃下垂などが表れることも。原因は、長時間の立ち仕事など と考えられます。これらは単独で よりも 関連のある臓器と結び付いたり 他の要素も合わさって症状が表れる事が殆どなので 更に複雑になる場合が多いですがそういったことも踏まえて治療するのと しないのとでは 結果も違って来ます。不調の原因として こういった考え方が有るというのも アリ なのではないかと思います。別の意味で「気のせい」な事も あるのでは の様な。次回は“血”について お話させて頂きます。12月末までのキャンペーンを 引き続き行っておりますので肝臓や胃の疲れを感じられていらっしゃる方は 是非お越し下さい。