SSER ツールド日本シリーズ開幕戦 湯布院3DAYSに出場しました。

ポイント圏外の総合14位での完走でしたが今までのラリーとは全く異なる内容となり色んな意味で収穫があったと思います。
湯布院ラリーは、3日間で750km程度とTBIと比べるとハーフスケール以下のラリーではありますが、SS(競技区間)が12本あり、コースはハードな設定なのでなかなか一筋縄ではいきません。
空撮映像で爽快なイメージに見える防火帯の特設SSは、下りはいつ前転してもおかしくないような凸凹地帯で、登りは火山地質の黒土はヌルヌルなのでスタックしたら抜け出せないようなコース、他のSSもガレ場や深い轍があるテクニカルなコースなのが特徴です。写真はリエゾン(移動区間)の川の道ですが、ここで水没してリタイアというようなケースもあります。
ラリーの重要なタスクのひとつがナビゲーション。このコマ図とトリップメーターを見ながらルートを走ります。コマ図は難しい!?と思われがちですが、距離と図の通りに行けば良いだけなので地図が苦手な方や東西南北がわからない方でも簡単にナビゲーションできる仕組みです。なので超簡単。ただし冷静に走ればの話です。必死で走るSS中や疲労が貯まったラリー後半には単純なコマを見落とすミスが連発します。
SS内でミスコースしてしまうと致命的なタイムロスになるし、リエゾンでミスが続くとCPの時間に間に合わずペナルティになるし、無闇にさ迷うとガス欠の心配もありますが、ラリーの醍醐味はここにあります。上位の選手でも必ず大なり小なりミスはしていて、それを最小限にとどめながらトータルタイムを競うゲームなのです。
実は1月末の練習中に大前転宙返りをやらかし右膝の内側靭帯断裂しました。思い起こせば半年前にはここ九州の地で大腿部内出血で救急搬送されたことも。昨年のモンゴル以降は怪我が続いていて、本来であれば今回のラリーは出場すべきではないとの意見が大多数を占めていました。
様々なプロテクターを試すものの、そもそもまだ炎症が引いておらず膝に水がたまってグジュグジュな状態。この状態では転倒はおろか走行中に足をつくことさえ許されません。
なので今回はエレガントな大人なラリーをテーマに出場を決めました。

その結果が総合14位。オフィシャル写真をみてもシッティングでのんびり走ってる感じが伝わってきますが、結果は必死のパッチで走った昨年とほぼ同じ。
昨年はSS毎のリザルトは5位前後にいながらミスコースや転倒があり総合では10位。一方今年はSS毎のリザルトは25位前後と激遅ながらノーミス、ノートラブルで総合14位。今年は昨年より出場台数も多く、速い選手も多かったので相対的に見ると同じくらいの結果に収まったように思います。
ただ速くなりたい!とだけ思ってきたここ数年ですが、怪我の功名!?今回は思いがけずクレバーなレース運びを経験することができました。
第二戦のTBIまで1ヶ月無いので完治は無理ですが今回のような展開に持ち込めればあるいはポイント圏内を狙えるような、そんな気がしています。







