昨夜ターミナルケアの臨床から「大至急酸素を!」とのオーダーをいただきました。しかし担当者が酸素機器を搬送するその間に患者さまは最期を迎えられました。つまり間に合わなかったのです。この様なケースは昨夜だけではなく頻繁に生じています。

 
酸素があれば劇的に状態が回復していたというものではないと思われます。でも最後の数十分、例え僅かでも安息のひとときを過ごしてもらえたら。苦しむ中で待ち続ける数十分は天文学的に果てしなく長い事でしょう。ご家族にとっても何も出来ずに見届ける苦しみは計り知れないと思います。そして深夜に大急ぎで駆けつける当社スタッフにとっても大きく落胆する出来事なのです。
 
終末期医療を受け持つ医科なら、ましてや夜間の緊急往診に出かけるのなら「酸素設備くらい車にでも積んどけよ」。僕が患者やその家族なら現場から酸素業者に電話している姿は情けなくも滑稽にみえるだろうと思います。
 
古いお付き合いの先生。
 
いままでも、酸素屋さんを三河屋とかレンタルビデオ屋みたいに使うのではなく、自院で設備して下さい。慢性呼吸不全例における在宅酸素療法ならともかくターミナルケアの臨床には対応できないと、再三提案してきましたが、昨夜ようやくその真意をご理解下さいました。
 
私たちにとっては日常であっても、最期を迎えられる患者さまやそのご家族にとってはとても尊く険しい時間です。私たちが感じる数十分とは次元が違う時空間にいるはずです。
 
ターミナルケアの臨床、尊厳死の考え方では積極的治療は行わないものかもしれませんが、僅かでも苦しみを緩和するために酸素は必須です。それにベストを尽くせれたなら家族も安らかに送り出せることでしょう。
 
「間に合わなかった」
 
本当に最低最悪なことです。悔いが残るような事はあってはならない。待てども待てども来ない。変に期待させるくらいなら最初から注文しない方がましだと思います。車に積んどけよ・・・。
 
しつこいですが、当社は酸素設備は各医療機関に常備することを強くお勧めします。
 
都度レンタル発注していると間に合わない局面で後悔するだろうし、かといってレンタルで借り続けるとコスト高になります。だから購入=メンテナンスリースという商品を用意したのです。
 
メンテナンスリースだと自院に酸素設備を常備できます。往診車に酸素ボンベを積んでいけば必要に応じて即座に酸素投与が可能だし、酸素濃縮機を院内に置いておけば万が一の備えとなります。もちろん在宅酸素療法にも使えるし、施設に置いておけば必要に応じて看護師に酸素投与を依頼することもできます。もうかつての三河屋みたいに都度業者を呼ぶ時代ではないのだと思います。
 
メンテナンスリースには定期保守点検や定期オーバーホールはじめ10年間の製品保証が付帯するのでレンタルと同様、メンテナンス的な作業は不要です。違いは常に手元に置いておけるか、都度返却するかだけ。加えてリースはレンタルと比べて費用は半分以下に抑えられます。在宅酸素療法に用いるなら10ヶ月稼働させるだけで償却できてしまうくらいリーズナブルです。酸素濃縮機は10年保証、酸素ボンベは耐用年数15年間です。
 
つまり便利になって安くなるのです。慣例や大手企業の複雑な状況を述べるつもりはありませんが、酸素設備は理屈抜きで是非とも設備していただきたい。現在550件の医療機関に設備いただいておりますが、それでもまだ1%に満たない状況。昨夜の様な状況が再現されない世の中がくれば。切実にそう願います。
 
お問合せ頂ければ全国どこでもご説明に伺います。
よろしくお願いいたします。