アイランドピーク(6189m)。ネパールのでは最もメジャーで登られている山だ。



しかし冬期は様相が変わる。



Iceの名が物語る深く険しい氷の壁とアイスフォールに閉ざされる。



無数のクレバスは深く地中の果てまで続いているように感じる。



シーズンに入るとラダーやフィックスロープが用意されるが、冬期にはそれらが無い。



深いクレバスをトラバースしなければならない。



そして立ちはだかる氷の壁を越える。



ありのままの山は完全に我々人間の進入を阻んでいる。



ジーンズ中は人の手により登らせてもらっていることを痛感する。立ち塞がる氷河。エベレストなら入口のキャンプⅡにさえ届かないだろう。



結果は完敗だった。アイスウォールを越えてもクレバスが道を塞ぎタイムオーバーとなった。



【2月10日】

3時間遅れのフライトでルクラに入り、ナムチェバザール(3440m)まで移動した。



エベレスト街道最大の街で登山に関する全てが用意されている。丘に上がるとエベレストが一望できるし、ここにトレッキングに訪れる人も多い。

【2月11日】

午前中はナムチェでガスなど備品の購入や登山手続きを行った。



climbing permission の手続きもここで行う。



エベレスト街道が美しいのはネパール政府の徹底した環境整備に由来する。至るところにゴミ箱が設置されているがこのゴミ箱も廃棄ペットボトルに砂を詰めて基礎を作っているそうだ。



クライマーはゴミを持ち帰る事を義務づけられ、500$のデポジットを預ける。



富士山の標高を越えたあたりからヒマラヤの槍ヶ岳、アマダブラムが姿を現す。



この日は他用もあったのでディボチェ(3820m)に留まった。日没後はグッと冷え込むが、人は少なく静かで快適な旅は続く。