「ピクニックの朝」
窓から差し込む日の光で目が覚めた。朝の8時だ。それから僕たちは朝の準備に取りかかる。ピクニックの朝を迎えたからには、それなりの準備が必要なのだ。僕たちはテキパキと自分の役割を果たす。僕が朝食を準備して彼女がそれを食べる。彼女が荷造りをして僕がそれを背負う。役割分担だ。
「さて」
僕は言った。
「これで準備万端かな」
「フリスビーは?」
彼女が言う。よく晴れた日のピクニックにはフリスビーが欠かせないのだ。
僕たちはそれぞれの荷物を持つと家を出た。空は晴れ渡り雲の気配すら無い。2人で出掛けるときはいつもこうだ。少しぐらいの雨予報なら跳ね返してしまう。僕たちは意気揚々と歩き出した。これをピクニック日和と言わずして何と言うだろう?