「いじめ」
人が人をいじめるとき(この場合は集団で1人の人間をからかったり無視したりするとき)、これは人間の動物的な部分が剥き出しになっているように思う。大昔から人間が狩りや採集などをして暮らしていく際、集団の中に異物(能力が低かったり和を乱すものだったり)が存在すると命取りになるため、それを排除しようとする作用として、いじめが存在したのではないかと筆者は推測する。つまりいじめとは、理性的な行為とは真逆の、極めて動物的な行為だと思う。したがっていじめる側の理屈として、最初から最後まで筋道の通った理論を組み立てようとすると、どこか子どもじみていたり、無理が生じるのではないか。
人間も動物の一種とするならば、どれだけ文明社会を築いたとしても、どこかに動物の本能を残しているのかも知れない。しかし、人間と他の動物を分つものとして、“理性”を持っている以上、その野生の本能には常に抗っていかなければならない。