ジョーク | shingo722のブログ

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 「ジョーク」
 
 質の良いジョークと悪いジョークがある。品の良いジョークと下品なジョークがある。この世の全てはジョークだと言い切ってしまう事も出来る。もちろん。世界はジョークで出来ている。潔くさっぱりしていてよろしい。今のところ僕はそんな風に考えている。
「どうしていつも不機嫌そうな顔ばかりしているの?」
 彼女は尋ねた。
「そう?」
「ええ、ここのところはね。」
 もちろん僕が不機嫌そうな顔になるにはそれなりに理由もある。病院の請求が思ったより高い、ちょっとしたことで駐禁を切られる、レストランで無愛想な接客をされた…色々だ。しかし結局のところ自分が闘うべき相手を見定められていないからなのだと思う。釣り銭が出てこない自販機を蹴飛ばしたところで何も解決したりはしない、そういうことだ。
「もう少し肩の力を抜いてみたら?」
 彼女はそう言った。
「そうだね」
 そう答えたものの、肩の力を抜いたところで結局のところは同じことの繰り返しだ。同じような毎日、出口の無い日常、誰に文句を言っていいのかすら分からない。「ちょっとこの水、氷が全然入って無いじゃない、それにコップも汚いよ」と言ったところで店員同士は無駄話に華を咲かせて誰も聞いてやしないのだ。
 いいだろう、この世界はジョークで出来ている。多少品が悪くても、テレビの前の視聴者にしたところで他に見るものが無くて見ているだけの番組なのだ。誰も気にしたり何かしていない。割り切って考えよう。ふぅ…しかし、暑いな。この店エアコンが壊れてるんじゃないのか?