自分自身の暮らしについて | shingo722のブログ

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「自分自身の暮らしについて」
 
 アメリカの文豪スコット・フィッツジェラルドは毎夜開かれる豪勢なパーティーの合間にいくつもの美しい短編小説を書いたという。夜パーティーから部屋に戻るとそこでサラサラと一本、短編小説を書き上げ次の日にはまたパーティーに出掛ける。そんな暮らしの中からいくつかの傑作が生まれた。ふぅ。一体僕に何があるというのだろう?もちろんアメリカの偉大な文豪と僕などを比べることは馬鹿げている。毎日をアルバイトとワンルームマンションの往復のうちに過ごし、その合間にファミリーレストランでせっせと小説とお笑いの舞台のネタを書きためる僕など、フィッツジェラルドからしてみれば眼中にないどころか、道端に吐き捨てられたチューイングガムのようなものだ。せいぜい踏んで靴を汚さぬよう気を付けるのが関の山だ。その上、当時のフィッツジェラルドは僕よりも遥かに若く、遥かにハンサムで、おまけに美しい妻ゼルダまで手に入れていた。「若くて成功しているというのはなんと素晴らしいことだろう。」と彼は友人に語ったというが、全くその通りだ。
 だからと言って僕が自分のことを恥じているとか、間違った生き方をしているだとか言うつもりは毛頭ない(少しは思うべきなのかも知れないが)。自分は自分らしく、能力の限りを尽くせばそれで良いのだ。月並みな言葉だが最近はそう思って図々しく暮らしている。ごく稀に、本や雑誌やテレビで聞きかじった成功者のエピソードに小さなため息を漏らすことはあったとしても。結局のところ、自分自身に満足することが出来るかどうかが人生の幸福の鍵なのだろう、たぶん。