コラム 組織の出世について | 収入源の多様化を創造する

収入源の多様化を創造する

サラリーマンのかたわら、様々な副収入を考案。
現在、サラリーマン収入の他に3つのキャッシュフローを構築。2018年度より兼業で事業者として開業。
様々なポートフォリオ、副収入スキーム、節税スキームに取組み活動中。

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本業の会社に勤めて、来年度に勤務10年を迎えるのですが
先日、上司より来年度より役職に就いてもらう予定にしている。
との、お話を頂きました。
正式な辞令はまだなので、仮契約といった所でしょうか。
その後、前倒しで下期より正式に役職任命辞令が出ました。

そこで、役職抜擢に至るまでの取り組みを通して学んだ事をまとめてみたいと思います。
※あくまで、僕が属している会社のお話です。

人間が創った組織

「会社は社会の縮図」だと言われます。

「出世する人はこんな人」みたいなHow to本がありますが、大体デタラメですゲロー
なんだかんだ好き放題書いてくれていますが、
全てを網羅したからといって出世が出来るとは限りません。
本を読んだ僕の印象としては
「全部出来とるがな!」です(笑)
むしろ、一つも該当しなくても、何も考えていなくても抜擢される事もあります。
「好き嫌いの感情は入っていない」と言うのは建前上の嘘で、誰でも自分が気に入っている、使いやすい人間を評価したいと思うのが真理なのかも知れません。
そこらへんは、交友関係にも言える部分で
友人の能力で親交度を決めている人は稀でしょう。
むしろ、それが出来ている人は凄く伸びて行くんだろうなぁ、とも思います。

それぐらい人間の感情は人間社会からは切り離せないもの
結局は人間が創った不完全なものが組織なのだと思います。
出世スキルは「上司に好かれるスキル」が必要な場合もよく見受けられます。
きれい事抜きで好きな人間を評価するのは当たり前なのかも知れません。
めっちゃウザいけど、めちゃくちゃ仕事の出来る部下
VS
めっちゃいい奴で、そこそこ仕事の出来る部下
なら
後者に軍配が上がってしまうのが、悲しい所笑い泣き

貢献度だけでは人事評価に繋がらない

僕は会社に貢献した人間が出世するものだと信じていましたが、それが大きな間違えであった事が今になって分かります。
僕の取り組みの成果としては
会社に相応の利益をもたらした人にだけ与えられる社内でも前例の無い
社長賞を4度、事業所長賞、製造部長賞を毎年の様に受賞し、会社代表プレゼンターにも2度選出される活躍をしてきました。
会社組織の頭脳である、経営陣からは認められていたにも関わらず
結果的に、入社10年での役職就きは異例の大抜擢でもなんでも無く、いわゆる普通に出世しただけです。
もちろん、組織はピラミッド構造ですので、全体社員の10%しか役職に就けないので、全く認められていない訳ではありませんが、成果に正比例した評価とは言えないと思います。

給与の仕組みは会社によってまちまちだと思いますが、弊社の場合
全社員共通の「年次昇給+基本給ベースアップ」があり、そこに社員別
「階級制度」と「役職制度」がある三段階構造となります。
平社員は「基本給+階級給」に対して
役職に就くと「(基本給+α)+(階級給+α)+役職手当」となり、平社員比では年収ベースで50万円から100万円程、給与が上がり
ボーナス、退職金を加味すると、その後どんどん差が広がります。
今回就く役職としては、15人から20人の長(おさ)で
小規模事業に例えるなら
(経営をしない、運営管理のみの)
店長や現場主任の様なポジションでしょうか。

その他にも、社内では「労働組合の役員」もありますが、
いわゆる、ボランティアの自治会や学校のPTAの様なものと同様に給与に反映されないので、誰もやりたがりません。

また、会社(業種)によっては営業戦略の一環として、「名ばかり役職」を就ける事もありますが
名ばかり役職は、給与に年間10万円程度しかプラス反映されていない会社もあるとか。
年間10万円って事は月1万円にもならず、責任だけ課せられる悲惨な状況ですね。

僕の会社での役職就きは
それらのものとは全く異なり
給与に直結する事
また、決定権や、部下の人事評価権も与えられますし、充足感にも繋がるので、社員全員が虎視眈々とポスト争いを行います(例外はいますが)
ただ、一番の問題は昇給試験が無い事で、度々意味不明な人事があります。
そこで、今までの経緯から、人事について紐解いてみたいと思います。

担ぐ神輿を見極める

まず、ポスト争いを制している人に共通する点は
神輿を担ぐ人間の見極めが上手いという点です。
政界にもある「派閥争い」がある様に、組織には大なり小なり「派閥」があります。

考え方としては、自分が縁の下の力持ちになり、将来有望な先輩を押し上げ、権限を持った先輩に自分も引き上げてもらうといった寸法です。
この方法は、個人的には好まないやり方で、一般的に「汚いやり方」だというイメージもあるかもしれませんが、よく考えてみると「賢いやり方」である事が分かります。
今、自分にチカラが無い場合でも、チカラのある人間に仕えるメリットは大きなものがあります

例えば、事業ベースのビジネスシーンでもチカラのある人間や組織と結託する必要がある場合が多く、自分一人では到底出来なかったはずの高みまで登るには、最短な道筋になる事がよく見られます
元請けと下請けの構造にも言えます
就職活動にも同様の事が言えます
チカラのある社長に仕え、その社長が率いる組織の拡大に自分のチカラを注ぐ事で、自分も自ずと引き上げられ、チカラを着ける事が出来ます。
なので、ボンクラ社長だと思う人間に仕えているのであれば不効率なので、さっさと見切りをつけて、人生を掛けて担いでいける将来有望で尊敬できる社長に仕えるべきだと思います。

また、仕事とはその字の如く
「仕える事」なのだという話も聞いた事があります。
これは「経済活動」を行うには形態や名目は違えど、誰もがどこかしらの組織に属しているという現実。
時代を遡ってみても戦国時代や、それ以前にもあった当たり前の行いで、現代では選挙活動でも見受けられるものです。
今までは他人を担ぎ奉った選挙活動って、何が面白いのか?分かりませんでしたが
今となっては、意味があって取り組んでいるのが分かります。

また、僕は経営陣に対してプレゼンを行う発表会では、一人でその他の派閥組織に対抗し、叩きのめすのにやり甲斐を感じており(笑)、負け知らずに勝利を納めてきましたが、結果的にそれが自分の首を締めている事になっていたのです…

「能ある鷹は爪を隠す」と言いますが
僕の場合、隠すどころか全力で爪で引っ掻き回していたのです笑い泣き
自分のチカラを過信し、人間社会の本質とは真逆の事をやっていたのが、最大の反省点です。
自分のチカラを自分の評価の為だけに使うのではなく、神輿を担ぐ形で上司の手柄に献上する事でもっと近道を出来たと思います。

今回の役職抜擢は、現在の上司派閥への勧誘人事と言っても過言は無いと思います。
つまり、「お前は優秀だから役職だ!」
ではなく「お前のチカラを俺の為に使え!」と、いう事です。

遠回りの人生

ただ、冒頭でも述べた通り、中には知らず知らずにその最短レールに乗れている人がいる事実もあります。
能力も無く、努力もせず、出世出来たのはラッキーかも知れません。
しかし、個人的には反省点もありますが、自分の能力だけで勝負して何処までやれるのか、挑戦したからこそ見えてくるものもあると思っています。
寿命の長期化により、現在は「人生100年時代」と言われる様にもなっており、現在の会社で評価されている人が次の社会生活では…
未知数です。

何より、僕が人事評価で真剣に悩んでいた時に相談させて頂いたYouTubeコンテンツをされておられる、大愚和尚様よりこの様なお言葉を頂きました↓
貴方の人生の目的は役職に就く事なのですか?

この言葉は僕には凄く響きました。
もちろん、答えはNOです。
僕にとって会社での活動は、自分のチカラだけで生きていかなくてはならなくなった際の
言わば「訓練期間」であり、会社から与えられる給与生活にあぐらをかく事は、全くもって僕の真意ではありません。
だからこそ、現在の副業活動は他社や他業種とビジネスを行える「絶好の機会」として取り組み続けたいと考えています。

かの有名なゲーテの言葉で
「涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の本当の味はわからない」
とあります。
長い人生、どこで「個のチカラ」が問われるかわかりませんし、能力不足で部下からの尊敬を獲ず、陰でバカにされ続ける人生が有意義だとも思えないですしね。

この内容はあくまで僕の会社の場合のお話で、企業によってはもっと正当な評価をしている所もあると思います。
ただ、不完全な人間が創った組織は、自ずと不完全な部分があるのが当たり前なのかも知れません。
この記事が出世や成功を目指している人に少しでも参考になれば幸いです。

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