理想の姿勢の作り方
明けましておめでとうございます、山崎です。
年賀状は書かないので、新年のご挨拶。
スポーツパフォーマンスを高めるにしても、快適な施術を行うにしても、痛みを逃し怪我をしにくい身体を作るにしても、仕事の成果を上げるにしても、
「姿勢」作りは大切です。
では、理想の姿勢とはなんなのか。
僕は数年前から、この「理想の姿勢」について考え続けてきました。
理想の姿勢に近付いた結果、今ではお酒をたらふくのんでも片頭痛が起こらなくなりました。
これは有難い。
大人の世界に参加できますから(笑)
非常に具体的で申し訳ないんですけど、僕が今、取り組んでいるのは
・目の奥
・歯茎
の自己調整を行っています。
この調整をやっていると、理想の姿勢に近付くことが実感できています。
目の奥と、歯茎のストレスを取る。
この箇所に「痛み」を感じるよう仕向けると、胸椎が伸展せざるを得ず、身体は自動的に「最適ポジション」へと誘導されます。
首の緊張も取れて、みぞおちの緊張が取れて、股関節も調整される。
という風に、上肢を修正することが、全身の調整へと繋がってきます。
今日の鍵は、この「最適ポジション」です。
最適ポジションとは、
・最も「ストレス」が掛からない身体のポジションであり、
・最も「パフォーマンス」が発揮できる身体のポジション。
です。
肩を上げる時に「痛み」が出る。
という人であれば、それは姿勢が「最適ポジション」にないからであり、最適ポジションに身体がハマれば、痛みが出ない動きは可能になります。
そんなポジションがあることを知らないだけ。
身体を観察し、工夫を重ねれば、最適ポジションは「見つかる」んです。
最適ポジションを分解すると、
・テコの原理、
・遠心性、
・重心コントロール、、、
など、抽象度の高い本質的な要素を、体現し理解する必要がありますが、一つひとつを解説していたらキリがないので、また別の機会に譲ります。
ここでは、最適ポジションを「体感」できる(例え)を出してみます。
具体的なステップは7つです。
時間があれば、実際に取り組んでください。
チェック1)正座で座る
チェック2)腰骨の横の筋肉を触る
チェック3)筋肉の硬さを確かめる
チェック4)少し前屈みになる
チェック5)筋肉の硬さを確かめる
チェック6)通常より後方に座る
チェック7)筋肉の硬さを確かめる
このチェックを実際やってもらうと、面白いことが分かりますね。
普段の姿勢より、
上体を後方にすれば腰の筋肉が柔らかくなる。
ということが実感できて、上体を前方へと傾ければ傾けるほど、腰の筋肉は緊張してしまうことも実感できると思うんです。
つまり、
僕たちの上体は、普段から前方へと突っ込む癖があるということ。
この日常の癖を修正すれば、日常から「最適ポジション」へと身体がハマって、肉体的な負担が少ない状態へ持っていけます。
しかし、この「最適ポジション」を一時的に獲得できたとしても、日常から姿勢を「意識」しないと、元の状態に戻ってしまいます。
ですから、普段からどれほど自分の身体に注意(意識)を向けるか。
が、重要となってくるわけです。
この身体への気遣いや意識が、僕たちの身体を構築していくんです。
身体を触って、実際に柔らかくなる最適ポジションはどこなのか、筋肉が緊張せず、柔らかくなるポジションを発見してください。
そして、そのポジションが「維持」できるように努めてください。
だいたい3ヶ月ぐらい意識を続けると、ようやく「無意識化」して、あまり意識せずとも、自動的に最適ポジションにハマってくれます。
まずは、自分の身体が緊張している箇所を触って発見してください。
この「問題の発見」が全ての始まり。
やがて、問題だらけだということに気付き、ガッカリします(苦笑)
ガッカリした経験を幾度となく積むと、
・自己の「無知の知」に気付き、
・ガッカリしている暇などなくなり
・進化するしかないという心境になる
「自分はできない」「自分には実力がない」という状態を受け入れて、ただただ、理想に向かって進むしかない人生を送ることができます。
自信がない状態から脱却できるのです。
自分なんて「ゴミみたいな存在だ」と、笑って語れるのです(笑)
だから、自分ができないことや、実力がないことでガッカリしたら、
「まだ、無知の知に気付いてないなぁ」
と理解して、まず無知の知に気付けるように取り組んで行きましょう。
やがて、マイナス感情に振り回されない時期がやってきますから。