伝える人の心構え | 身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方をレベルアップさせる秘訣を公開しています。

美しい姿勢、変幻自在な動き、対人関係におけるベストな「間」、疲れにくい体質の構築など、身体を「思い通り」にデザインする方法、整体施術をレベルアップさせる方法についてお伝えします。



● 伝える人の心構え

こんにちは、山崎です。

最近は、ブログよりもメルマガを書く頻度の方が高い気もしますが、以前と比較をすると、全体的に更新頻度が少なくなってしまいました。

それでも、以前より高い反応をいただけるようになったのは、僕自身の『伝える心構え』が変わったからかもしれません。

この心構えが変わったことによって、以前よりも相手に伝わる記事が書けるようになったのではないかと思います。募集を掛けていなくても、申し込みしてくれる人が増えてきましたから。


文字を書いて相手に伝えるというのは目の前に相手がいないので、目の前の相手の意図を汲み取りにくく、こちらからの一方通行の発信になりがちです。

しかし、松下幸之助氏は松下電器の全社員と直接顔を合わせることができなかったとしても、「社員との意思疎通は図れている」と書かれていました。

有吉先生やマツコ・デラックスらも、テレビ視聴者の意思を汲み取った発言の工夫をされているからこそ、視聴者の関心が彼らに向くのではないかと思います。

映画監督の顔も持つ北野武監督は、「映画で撮影している時よりも、編集作業が楽しい」とおっしゃっていました。この発言の意図は、編集作業が完成に近付くにつれて、他者に伝わっているイメージが湧くからではないかと思います。



ブログやメルマガ記事のように一方通行になりがちな発信をする時には、次のような点を注意すると、相手に伝わる記事が書けるかもしれません。

1.自分の心に素直に生きること
2.他者の声に耳を傾けること(潜在的な声を含む)
3.自分の心が動いている時に記事を書くこと
4.記事を書く準備をすること
5.徹底的な推敲(書いた文章を数十回読み直す)
6.自分の最後を意識すること



4について補足しておきます。

記事を書く準備とは、例えば多面性。

自分の視点以外にも他にどんな視点があるかを調べてみて、幾つかの視点がありつつも「自分はこう思う」と主張できるための準備をすること。

・お笑い芸人が『ネタ』を作る苦労
・デザイナーがシンプルなロゴを完成させるまでの苦労

などなど、どれほど苦しみ抜いて生み出した記事か


「3時間掛けて頑張って記事を書きました!」って、そんなに苦しみ抜いて生み出した記事ではないので、それだけの分しか伝わらない可能性があります。

恋人の誕生日に何をプレゼントするのか。

この場合、プレゼントの中身や内容というよりも「相手はどれだけ自分のことを気にかけてくれたのか」に喜びを感じてくれるのではないかと思うのです。

こんなことを書きながら、嫁さんや家族に対してそれほど気にかけていない自分に気付けたので、今更ながら自分を戒めていますが(苦笑)



6についても補足しておきます。

「明日、死ぬとしたら?」とイメージし、後世に残したいことを書きます。

人生は長いですから様々な経験をされてきたと思いますが、自分の人生を『要約』して、なるべく『大切なこと大切な人に伝える意識』を持つこと。

そこまで伝えたいことがない場合は、そこまでして伝えたい何かを掴むことから始めてみてください。



施術などの場面ではリアルな相手がそこにいるわけですから、推敲している時間などないので、『臨機応変に対応できる能力』の方が大切なのは言うまでもありません。

ですから、死ぬまで施術者としての能力を発揮するだけの場合には、今日ここに書いた記事は参考にされなくても大丈夫です。

しかし、今まで自分が培ってきたことを要約して他者に伝えたい場合には、今日ここに書いたことが参考になるのではないかと思います。

身体の使い方についてはメルマガにも書いているので、今日はいつもと違った視点で書いてみました。


それでは今日はこの辺で。

6月には、1年振りの合宿を行う予定です。