ヨガのメリット | 身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方をレベルアップさせる秘訣を公開しています。

美しい姿勢、変幻自在な動き、対人関係におけるベストな「間」、疲れにくい体質の構築など、身体を「思い通り」にデザインする方法、整体施術をレベルアップさせる方法についてお伝えします。



● ヨガのメリット

こんにちは、山崎です。


昨日のスクール終了後、生徒さんたちといつもの喫茶店でコーヒーを飲んでいました。

喫茶店の営業終了時間は22:30。

店員は22:28に「閉店時間ですので、、、」と退席を促してきましたが、客の立場からしてみると、『残り2分あること』は自覚しています。

こちらは、営業時間内での退室を心掛けているにも関わらず、営業終了時間2分前に声を掛けられるとやっぱりウザいと感じます。おそらく店員は、

客の立場を優先するよりも、自分たちが早く帰宅したい立場を優先したのでしょう。

この場合、自分が店員の立場であれば、どのような言動を取るべきでしょうか。そして、店員のような言動を取る人の身体は、どのような心と身体になりやすい傾向にあるのかを考えていただければ、身体に対する世界観が広がると思います。



さて、セミナー参加者用としてお渡しする『現代トレーニングの課題と対策』というサンキューレポートがようやく完成に近付いてきました。

PDFファイル14ページ分になりますので、参加される方々は楽しみにお待ちいただきたいのですが、ブログでも資料の一部を公開させていただきます。


資料では、ヨガについても取り上げていますが、ヨガインストラクターの方々は『ヨガを行うメリット』をブログで表現されていることと思います。

しかし、ご自身でも何となく「フワッとした表現になってしまう感」が否めないのではないでしょうか。

おそらく、それらは背景にある知へのツッコミ不足だと思いますが、この記事を参考にしていただけると、お客さんに口頭でお伝えされる時や文章表現をされる時に役立つと思ったので、ブログでも一部を掲載することにしました。

ヨガインストラクターの方に限らず、運動を行う上で大切なポイントを述べているつもりですので、参考にしていただけばと思います。



●ヨガ

『遠心性の運動』であること。
『全身運動』であること。


この2点について、僕は『運動としてのヨガ』を評価しています。
※上から目線でというつもりはありません。


まず、遠心性の運動とは何かというと、「中心から抹消へ」身体を使う運動であり、筋トレは「抹消から中心へ」筋肉を収縮させる求心性の運動。

求心性の運動は、「力を入れる」であり、遠心性の運動は「力を出す」だと考えてください。


筋トレなどの求心性運動は、力を溜め込むことにより、身体の緊張を招いてしまいます。

多くの整形外科的疾患は、求心性運動によって筋肉の緊張を招いていることが要因だと僕は確信しているので、遠心性の運動であるヨガを評価しているのです。

また、ヨガは全身運動でもあります。静的ストレッチ(スタティック・ストレッチ)は部分的に筋肉を伸ばす運動ですが、ヨガはアーサナ(ポーズ)を行うので全身運動にならざるを得ません。

ヨガのアーサナには、身体を捻るものも多く含まれており、「全身くまなく感じる」という点で、感性を高めるための運動と言えるでしょう。


ダイナミックストレッチ等は、加速運動になりやすく、慣性で身体を動かしてしまう可能性が高い一方、ヨガのアーサナのスピードは『スロー』です。スポーツなどでは、スピードも求められますが、運動の入口としてはスローであるべきです。

なぜなら、自分の身体を自在にコントロールするというプロセスがあって、スピードアップにすべきだから。自分の身体を自在にコントロールしないスピードアップは、一箇所に負荷が掛かりすぎて、障害を起こす可能性が高いからです。

障害を起こす可能性が高いだけでなく、全身を感じるというプロセスも経ていなければ、全身運動(繋がる)にならず『力を発揮する』という点でも弱々しくなってしまうので、こういった点では、現代トレーニングとしての代表格である『運動としてのヨガ』を評価しています。


今回の記事では、メリットについてのみ言及しましたが、レポートでは、『筋トレ・ヨガ・初動負荷トレーニング』の課題と対策に言及しています。

※セミナー参加者の方々には、15日、16日あたりを目安にサンキューレポートを配信する予定ですので、もう少しお待ちくださいませ。



追伸)

今回がセミナーの最終案内とさせていただきます。

※セミナーは、1月15日(火)までの募集となります。

▼【残り3名】2月11日セミナーのお知らせはこちら