ゴルフスイング解説 | 身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方をレベルアップさせる秘訣を公開しています。

美しい姿勢、変幻自在な動き、対人関係におけるベストな「間」、疲れにくい体質の構築など、身体を「思い通り」にデザインする方法、整体施術をレベルアップさせる方法についてお伝えします。


● ゴルフスイング解説

パーソナルトレーナーの山崎です。


今日は、プロゴルファー高梨さんとのセッションでした。

ゴルフにしても、野球にしても、他のスポーツ、日常動作に於いても、身体の中心から回旋動作を起こすことは大切です。

しかし、身体の中心に近い筋肉がガチガチになっていると、ブレーキが掛かってスムーズに身体を回旋させることができません。

そうなると、身体の中心から回旋が起こらなくなり、全身運動ではなくなってしまうんですね。

※筋肉がガチガチになるだけでなく、筋肉を包む『筋膜』と呼ばれるものがあって、これも弊害を起こしてしまうのですが、筋膜のことを書くと文字数が多くなってしまうので、筋膜の癒着については、またの機会に説明させてもらいますね。



全身運動を行う上で欠けてしまいがちな、肋骨、肩甲骨の使い方。

特に肋骨と背骨、これは身体の中心に近いので、ここを自在にコントロールして、ゴルフに於ける回旋動作をスムーズにしようと試みました。

ゴルフスイングのトップへ移行する動作では、右利きの人であれば、左側の腕を伸ばします。

この動作の際、肋骨と背骨の関節(肋椎関節)も回旋しているんですけど、多くのゴルファーの場合、この関節が機能していません。

背骨の横にある脊柱起立筋という筋肉、人体で最も大きな広背筋という筋肉等が緊張しているため、回旋動作にブレーキを掛けてしまっているのです。

そうなると、背骨を中心とした回旋運動ではなく、骨盤が先に回旋動作を起こして右足荷重になり過ぎてしまったり、腕だけでスイングを行ってしまいます。

また、全身運動ではなくなってしまうために、クラブへと力が伝わってきません。



では、簡単にゴルフスイングの注意点を挙げてみましょう。

・クラブを握っている手は、できるだけ握らない。
・足は踏ん張らず、地面を触っているだけ。
・前腕や上腕、腹回り等、筋肉の緊張を解放していく。
・頭や顔の位置を動かさず、身体の中心を止める。
・先に身体の末端から動かし、肘、肩甲骨、肋骨などは、順番に動かされていく。

ここに、身体を感じるという大切な要素も加わって、自分の身体を自在にコントロールしながらスイングを行うと、理想のフォームに近付けると思います。



【参考動画】