● 純粋なる欲望の追求
パーソナルトレーナーの山崎です。
昨日は整体院の営業の他、
プロゴルファー3名の方々とのセッション。
ゴルフスイングにおける、身体の使い方レクチャーを2時間ほど行いました。
ゆるまなければ、身体は弱い。
ゆるんでいるだけでは、身体は弱い。
感じる身体を作り、心を強く、気持ちを込め、目的意識を持ち、、、
という身体を作っていけば、「まだまだゴルフも上達する」という可能性を感じていただけたと思います。
「もっと良くしたい」という純粋なる欲望の追求。
トレーナーやセラピストは、セッションに於いてクライアントに『純粋なる欲望の追求』を引き出せば、クライアントは工夫を楽しんでくれるようになります。
故松本義光先生が書かれた『感性と技術』の一部を抜粋しますね。
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感性と技術
「工夫をする」という行為は感情から生まれてくる。
工夫した行為が結果として現れたときの「喜び」の感情。
達成したという「幸福」の感情。
そして「もっと良くしたい」という純粋なる欲望の追求。こうした感情に支えられて創意工夫が生まれてくる。
オリンピックで勝ち取る金メダルも、ノーベル賞を得るような世界的偉業も、もとを正せば、この「工夫」への欲求なのかも知れない。
金メダルも、ノーベル賞も、最初はただの趣味からのスタートのようなものである。ただ興味があったから、好きだったから、面白そうだったから。
こうした単純な、誰もが当たり前のように持つ子供の頃の感情。
そして自分と同じ趣味、あるいは競技、研究を行う、自分よりも先に進んでいる、自分より高度な技術を持っている第三者の行為に憧れる。
そしてその憧れに少しでも近づくように「工夫」が始まる。
この「工夫」を「努力」という言葉でくくってしまうと、その行為は重くなり、楽しみや、喜び、幸福感が希薄になってくる。
自分よりも進んでいる人、自分よりもうまい人にあこがれることは誰もが持つ感情であろう。
この感情をエネルギーとして、「創意工夫」を楽しめる人は、どんどん進歩し、ますますその競技なり、研究が好きになってくる。
しかし、この「工夫」を「努力」と捉えてしまうと、そこには克己心や忍耐力という、ただの「好き」以上のエネルギーを必用としてしまう。
私達は、何かに没頭するときには、時間も寝食も忘れてしまうほどに熱中する。
この熱中を維持していくには「努力」ではなく、「工夫」を楽しむ感性が必要となってくる。
「努力」とは常に現在の自分との対話であり、現在の自分の限界点との戦いである。
一方「工夫」は、新たな自分との出会いであり、新たな自分の可能性に気づくことだ。
たとえその「工夫」のヒントが自分ではなく、先生からもらうものであっても、そこには新しい自分との出会いがある。
自分では気づかなかった、新たな点、新たな目標、イメージをもらう、ということは、今の自分の発想には無い物事への気づきである。
そしてその新たに指示されたことを、その支持のまま繰り返していくことが、その行為をただの「努力」に終わらせてしまう。
一方、新しく指示されたことに対して、自分の「工夫」を凝らしていくことは、今の自分の発想にプラスした、新しい発想力を持った自分を作っていくことに繋がっていく。
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※『感性と技術』は、計53ページあります。
明日は、代替医療師Vanillaさんのアトピー勉強会に参加してきます。
うちの子どもが幼い頃、軽いアトピーになった時、特に食べ物に注意しました。
他にも、シャンプー、洗剤、歯磨き粉、、、
と日常にある身体に触れるものを変えた結果、子どものアトピーは消失したのですが、消失した理由についてはよく分かっていません。
周りにもアトピーで悩む人は多いので、大人にも役立つような知恵を拝借できたらなと思っています。
それでは、今日はこの辺で。