なぜ腰痛の原因が椎間板ヘルニアということになるのか? | 身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

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● なぜ腰痛の原因が椎間板ヘルニアということになるのか?

パーソナルトレーナーの山崎です。


東京西徳州会脊椎センター長の記事です。
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http://www.tokyonishi-hp.or.jp/_sekitsui/lumbago/2009/03/file_9.html


$ヘルニアを克服した腰痛改善のプロが教える 『腰痛グッバイ!1日5分魔法の整体法』



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なぜ腰痛の原因が椎間板ヘルニアということになるのか?
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次に、なぜ腰痛の原因として医者は椎間板ヘルニアと説明するのでしょうか?前にも述べたように、腰痛のために診療所や病院を受診する患者さんはたいへんな数であります。症状の中で最も多いといってよいでしょう。

その他にも整形外科医は膝が痛い、手足がしびれる、肩こりなどたいへんに患者数が多い症状に対して診療しています。それに対して整形外科医師の数は十分ではありません。一日の外来で100人の患者さんの診察をする整形外科医もめずらしくはありません。そこへ腰痛の患者さんが受診され、腰痛の原因として上記の内容を説明して患者さんは納得してくれるでしょうか?

まず、上記の内容を患者さんに噛み砕いて説明するには20-30分必要であると思います。心理的社会的要因のことまで持ち出した場合はそれ以上時間がかかると思われます。待合室には待ちくたびれた患者さんがまだかまだかと待っている状態で何十分もかけて説明することはなかなか困難です。仮に上記の内容を時間をかけて説明しても、おそらくたいていの患者さんが、腰痛の原因はわからないということを納得できないと思います。また、これほど腰が痛いのであるから、腰に必ず異常がはるはずなのでMRI などの詳しい検査をして原因をはっきりさせて欲しいと思うはずです。

しかし、MRIなどで異常が見つかっても腰痛の原因であるかどうかはわからないのです。(さきほどCT、MRIなどの検査は必要であると述べましたが、それは腰痛が持続していた場合であって、アメリカなどの腰痛に対するガイドラインでは初めはレントゲンも必要性は低いとされています。)そのような状態に置かれた整形外科医はどうすればよいのでしょうか?

ヘルニアや腫瘍などによって神経が障害されている可能性がある、あるいは循環の障害があり早期に精査して対処する必要があるかもしれない、などといった急を要する症状ではないということだけ確認して、あとは椎間板が傷んでいて腰痛なのでしょうなどと説明するしかないのではないでしょうか?時間をかけて説明できることが理想的ですが、100 人訪れた外来患者さんに対して1人につき30分説明していたら、どうなってしまうのでしょうか?本当は整形外科医師は時間をかけて説明したいのですができないのです。日本の医療の弱点と言ってもよいと思います。

下線は山崎。
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このように、医師も

『構造の欠陥(ヘルニアが神経根にあたる)=痛い』

ではないかもしれないけど、短時間で説明して納得していただける代物ではない。

ということだそうです。



患者側も「こんなに痛いのだから、構造の欠陥があるのだろう」という思い込みがある上で医師の診断を受けますから、双方が時間内で納得できる最善の会話をなさっているようですね。

非常に難しい問題だと思いますが、僕から言えることは、

患者側が医師に頼るのではなく自分自身で勉強して考えることが大切だと思います。



次回のメルマガでは、山崎がヘルニアを克服した核心を書いてみますね。

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