●軸の作り方
パーソナルトレーナーの山崎です。
過去記事を修正しています。
「軸を意識して~」
という言葉を聞いたことがありませんか?
僕も使っていたことがあるかもしれません。
でも分かってきたことは、ちょっとやそっとじゃ、「軸の意識はできない」ということです。
まず、身体の中心らへんに"感覚"がなければ、軸を意識することは不可能(アリエナイザー)です。
僕個人の場合、背骨と肋骨の間(特に胸椎中部)の筋肉が緊張しているので、お尻(尾骨)から仙骨、腰椎、胸椎のやや前を通っていくと、みぞおち(胸骨のやや下)の裏側あたりで緊張を感じてしまうんです。
ここが緊張しているので、何かのキッカケでこの箇所の緊張が抜けない限り、軸のようなものを感じることができないはずです。
感覚としてないものをイメージすることなどできませんから、意識することなどできないし、無意識の身体にも軸が備わっていない、途切れているということになります。
梅干しを食べたことのある日本人は「梅干し」と聞いたら【酸っぱい】をイメージできますが、
梅干しを食べたことのない外国人は「梅干し」と聞いても【酸っぱい】をイメージできません。
ないものをイメージするのは「思い込み」に他なりませんから、クライアントさんに軸を意識してもらうことはないんですね。
それよりも、どうやって感覚が備わった身体、「感じる」身体、「繋がる」身体を作ることができるのかと、そちらのアプローチに重きを置いています。
ですから、頭で意識するのではなく無意識の身体にアプローチする手段、「感じる」ことができるように身体の緊張(詰まり)を取り除く整体を使うことが多いですね。