いつもレッスン前に、ダンスインストラクターの方が別室にこもって身体を動かしておられる。
そこで尋ねてみた。
山崎「どんなダンスをされてるんですか?」
Mインストラクター「コンテンポラリーです」
山崎「マジですか!!僕の師が毎年世界的な振付師 ウィリアム・フォーサイスを教えに行かれてるんですよ」
Mインストラクター「もしかして、日野さんですか?」
山崎「何で分かったんですか?」
Mインストラクター「一度、ワークショップに参加したんですよ」
山崎「どうでした?」
Mインストラクター「ダンサーはどうしても身体の動きばかりに意識が行き、舞台俳優の人たちは表現しようと気持ち先行になっていることが分かりました」
山崎「でも、日野先生のところに行くって相当意識が高いですね」
Mインストラクター「もっと上手くなりたいんですよ。それには、今いる世界で満足してたま駄目なので」
と、そんな会話を交わした。
実は「相手との同調」「意識を向ける」ことなど、求道者、体験者にしか分からないことも話したり、僕が見本を見せたりした。
何故、ダンサーたちが、こぞって武道家 日野晃先生の下を訪れるのか?
の答えは明確で、日野先生が発見、構築されていった『身体理論』は普遍的で使えるから。
取り組む人の分野を問わず、取り組む人の姿勢次第で人生に役立つことが分かっているからやろう。
だから、ダンサー、スポーツ選手、格闘家、医師、施術家、舞台俳優、サラリーマン、主婦、、、
各々の分野で問題意識が高い人が集まる。
僕も日野先生の下で武道を学んでいるけど、僕の問題意識はまず『身体原理』を掴むことにある。
日野先生の下で稽古に取り組むことで、自分自身で身体原理が発見できる。
2年半以上、日野先生の下で真剣に稽古に取り組むようになったけど、常に客観性を求められた。
「思い込みはやめろ!」
と教えられたので、
『身体原理』を追求せざるを得ない状況に追い込まれた。
そのことで、
・合理的な身体の使い方が身に付き、『動き』の場面においてあらゆる運動指導が可能になる
・ソフト整体、ボディケアなどの身体調整の場面において、相手の身体の状態を感じ取ることができ、違和感のない施術が可能なので、相手に力が作用して身体が変化される
・対人関係において、相手の能力を見抜くことができる
プロのトレーナーに必要な要素の答えが、日野理論にあった。
僕は日野先生の足元にも及ばないけど、僕にも伝えられることがあるので、プロのトレーナーを求めておられる方にとって役立つ存在になりたい。
武道の身体で世界に通じるスポーツ選手を育てる
パーソナルトレーナー山崎真吾
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最新ニュース(2010.7.28 更新)
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