姿勢は静的、動的というだけでなく、これらを「いかに日常で役立つか?」が鍵となる。「鍵となる」ということは、自宅や車の鍵を落としてしまう、失ってしまうとテンパるやん?だから、それぐらい大切なことやな。
さて本題に入ろう。日常で言葉として姿勢を用いる例として、
「仕事や勉強に取り組む姿勢」
「人の話を聴く姿勢」
というように、身体の状態と心の状態の両方が、対象に向かう状態を表す言葉として使われてる。
では、「人の話を聴く姿勢」が良いとされている、相手とのやり取りを取り上げてみよう。
一般ウケする『うわっつらテクニック』は、「頷く」「オウム返し」「背筋を伸ばす」「途中で話を遮らない」「敬語を使う」など、取り敢えず初期に習得しておく。社会では『一般ウケ』が求められているから。
つまり、『一般ウケ』する「人の話を聴く姿勢」を用いたやり取りとは、そんなものなのである。
本当の「人の話を聴く姿勢」とは、もちろんそういうことではなく、どんな座り方をしていようが、「身体全体の意識が話す人に向いている」という状態で真剣だということ。
実は真剣に話を聞いていると、ふと閃き、疑問が浮かび上がってくる。もしくは、長年抱えていた疑問が、ふと話を聴いているうちに解決されたりする。また、その話を数年後に思い出し問題解決の糸口になることもある。
このように人生で姿勢が生きてこなければ、背筋を正して人の話を聴いても、何の役にも立たないんや。
では、そういう姿勢はどうやって身につけることができるのか?
について、お答えしよう。
あなたが年収500万円だったとする。そんな状態の時に、
「300m先の河川敷に、袋に入った賞味期限ギリギリのクリームパンが落ちてたよ」
と言われて、取りに行くだろうか?
年収1万円だったら、取りに行く人が多いやろう。
つまり、あなたを取り巻く環境自体が、人の話を真剣に聴けないようになってるねんな。
この、あなたを取り巻く環境自体を変えなければ、いくら運動をしても、身体を鍛えても、人生で役立つことはあまりない。
僕が武道を学ぶ理由の一つとして、背景に「死」と向き合うがある。一瞬たりとも気を抜けば殺されるような環境は今の世の中には少ないけど、それに近い精神状態や環境で稽古に取り組むことができる。
そこがベースにある。
そんな背景を無視して作り上げた姿勢など、人生において何の役にも立たないというのが現状や。
と、別の角度から姿勢を取り上げてみました。
最後に、そんな切羽詰った状態で女性を落としにかかったら間違いなく失敗する。女性を口説くには「うわっつらKINDNESS」、つまり表面上のやさしい男がモテるということや。
流行っている姿勢やビジネスもこれに近い。
そのことが分かっているのに、こんな記事を書く僕はビジネスで成功する気がないのか?
と、自分にソフトな突っ込みを入れて終わるとしよう。
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