多事争論(時事所感) -49ページ目

戦争史観

日本の現状を見るにつけて
思うことがあります。


先の戦争に関して
いずれかのタイミングで
我々日本国民の手で総括をすべきだったと思います。


戦後幾度かチャンスはあったと思うけれども、
反戦運動など社会的背景もあって
国民全体で総括するには至らなかった。






その後
戦後50年も60年も節目の年に
先の戦争について話は度々されていたけれども、
日本国民自らの総括は出てきていません。




植民地政策を行っていた
列強と呼ばれた国や
第二次大戦連合国・戦勝国側は
日本の先の大戦について主張をしても
否定してくるのは当然であります。

日本の主張や総括を自虐的史観しか認めることができない。

当然であります。

これを認めれば、
何故日本はあの戦争に至ったのか、
当時の歴史や社会背景について触れれば
列強諸国・連合軍戦勝国側の長き植民地政策を総括せざるをえない。





アフリカや南米、中近東、そしてアジアへと植民地拡大を積極的に争って行ってきた
諸国は、
植民地政策…それら搾取、虐殺、虐待、奴隷、人身売買…行ってきた彼らの所業を白日に晒さなければ、
日本の主張について議論出来ないからです。









アフリカ、中南米や東南アジアの諸国は
先の大戦の全体像を理解しているゆえに、
先の大戦の日本に関してクレームらしきものはつけない。

「歴史修正主義」「国粋・軍国・右傾化」と非難するのは、
列強や戦勝国と中国・北朝鮮・韓国だということ。

こうした当たり前の話が出来ない日本そのものに問題があると思います。


第一列島線・第二列島線

日本の国家防衛、安全保障に関して
話がなされているのに
安全保障法制化が困難になりつつあります。

この際はっきりと申し上げます。




中国は日本を軍事的脅威とは見なしていないと思われます。



「第一列島線」「第二列島線」


この言葉ご存知でしょうか。


中国政府と中国軍が国防軍事戦略のなかで
用いる言葉です。


中国の国防軍事上、衝突する可能性のある国。

仮想敵国。

米国です。


その仮想敵国・米国に対して
有事つまり軍事衝突の際の具体的な対米軍事防衛ラインを地図上に定めたのが、
この「第一列島線」「第二列島線」です。





※赤:第一列島線、青:第二列島線


第一列島線[中国対米防衛線1]は
日本列島から沖縄、台湾、さらにフィリピンを通り抜けブルネイ、ベトナムへと湾曲して線引きされている。

もうひとつ、

第二列島線[…防衛線2]は
東京伊豆大島から小笠原諸島、南下してグアム島を通り抜けフィリピン、インドネシアへと線引きがされている。


この中国の対米軍事防衛線が日本列島、沖縄、小笠原諸島、
日本全土が入っている。
世界有数の軍事力を有する日本、自衛隊があって、
在日米軍が駐留しているにもかかわらず、
日本の領土全体を防衛線が通されている。


これは明らかに米軍と日本の自衛隊が
連合軍としてはさほど脅威でないか、
連携に問題があると見なしているのか。

いずれにしても、
日本全土を中国の防衛線が線引きされている。

日本の領土が中国から攻撃される、
中国の防衛線として戦場にされてしまうことを意味しているわけです。

中国側はいざとなれば、
日本を制圧出来る計算やシミュレーションがあると
真剣に受け止めておいたほうがよいでしょう。

日本はこれに対して
法整備も防衛体制も成しておかなければならないと思われます。









東西冷戦時代は、中国にとって国防軍事戦略で常に注意し軍事的配備をしなければならなかった相手は、
ロシア[旧ソビエト連邦]でした。

当時の中国軍は強大な陸軍を有していました。
旧ソ連邦の南下政策を警戒し、
有事に対応すべく中ソ国境の近くに
その強大な陸軍の多くを配置していました。


冷戦終結、旧ソ連崩壊以後は
最大の仮想敵国は米国になりました。


これに伴い中国の軍隊や軍備、戦力兵器、
そして軍事政策は大きく方向転換して今日に至ります。


海軍です。


潜水艦や一部の艦船を除いて
殆ど沿岸警備レベルの規模だった中国海軍。

それが海軍重視にシフトしてから、
特にここ最近は中国海軍の軍事力、沿岸海軍施設の拡充は凄まじい勢いで進められています。






中国初の空母「遼寧」が稼働し、
中国軍事大学教授によると、
次の二隻目の空母建造に着手しているそうです。

海南島には空母専用の大型ドックを昨年完成させている。

中国版イージス艦、補給艦など艦船を次々と増やしている。

沿岸は以前の「多事争論」で述べたように
新しい海軍基地施設を建設。

南・東シナ海は埋立や海上施設を軍事的利用にしようとしている。

現在中国は凄まじい勢いで海軍増強を進めています。



中国側の一方的な識別防空圏、
尖閣諸島の領有主張、
東シナ海のガス田海上施設、
南シナ海の埋立、
第一列島線と第二列島線、
中国初空母「遼寧」、
小笠原諸島への大船団と沖の鳥島領有の話、

全て事象が個別に見えても、
これらをジグソーパズルのように
アジアの地図を眺めながら
パズルを組み合わせてゆくと
そこに見えてくるものがある。


こうしたことをしっかり話をすべきでしょう。

安全保障法制化反対ならば
それに代われる安全保障政策をしなければいけません。


ロッキード

昨日飛行機事故に関連した話を述べました。

昨日7月27日というのは
飛行機に関連した話がもうひとつありました。

当時の前首相田中角栄氏が収賄罪で逮捕されたのが、
今から39年前1976年7月27日。 

ロッキード事件です。

米国の大手航空機製造のロッキード社が航空機受注のために、
世界各国の政治家や航空関係者たちへ巨額の賄賂を配った収賄事件。
日本は前首相や元運輸相など多数の逮捕者を出した戦後最大の疑獄事件でした。


もとは米国上院の委員会公聴会での配付資料から発覚したもので、
当時世界の航空機市場をダグラス社、ボーイング社そしてロッキード社が争っていました。

全日空の新規旅客機導入への売り込み便宜を目的に、
ロッキード社から日本の販売代理店の丸紅や
あの政商と呼ばれた小佐野賢治を通じて、
田中角栄首相に約5億円という賄賂が渡った。

受託収賄と外為法違反の罪で前首相が逮捕。
この事件の関係者たちが次々不審死を遂げ、捜査当局のやり方に批判も上がりました。


因みに故人・田中角栄氏は
ロッキード疑獄もあるけれど一方では
日本列島改造や日中国交正常化など
大きな業績も残しています。






このロッキード疑獄の後も
佐川、リクルート事件など政治家の不祥事は後を絶たなかった。

世論とマスメディアの政治改革の大合唱からは大きな疑獄事件というのは世に出てきていません。

しかしながら代わって沢山出てきたのは、
官僚の不正、地方議員の汚職でした。


最近では防衛省汚職事件で事務次官が逮捕されたり、
地方議員においては
政治活動費の不正使用が沢山出てきています。

今日では、美人議員と話題になった大阪市議会議員が政治活動費を自動車購入に使った話が出ていました。



どれほど年月が経っても、
政治や行政からの不正、不祥事というのは
消えないことに
残念な思いがするし、
私感ではあるけれど
政治家や官僚が小粒になったと思うのは
暴言でしょうか。