かわぞうの小説集「官能小説・ひとりごと・etc」 -129ページ目

私的 桃太郎伝説 6

でも、当たり前のことですが、本当に男の子を食べるわけにはいきません。



そんなことをしたらかわいそうですし、桃太郎は自分を許してくれた男の子のことがもう大好きになってしまったので、死なせるわけにはいかないのです。



「 なあ、一緒に遊ぼう。 」



桃太郎が言うと、



「 ああ、いいよ。 」



男の子は快く応じてくれました。



それからというもの、桃太郎と男の子は仲良しになり、毎日のように一緒に遊びまわりました。



山や川や草原を駆け回り、男の子も楽しそうにキャッキャ言って、桃太郎も楽しいのですが、心のどこかでは何かが、何かが足りないと思うようになっていきました。



桃太郎は悩みます。何が足りないのだろう。一緒に遊ぶだけじゃなくて、何をしたいのだろう。



自分で自分がわからないのです。



ぼうっとして考えてみても、一向に答えは出てきません。



ところがある日、ふとしたことで突然、桃太郎の悩みに答えらしいものが出ます。



川の浅瀬で一緒に遊んでいる時でした。二人ともふんどし一枚で川に入って魚を捕っていたのですが、男の子が足を滑らせて転んでしまい、「いてて…」と言いながらその場でよつんばいになりました。



桃太郎がそのほうを見ると、男の子の尻がこちらに向き、ふんどしがはだけ、尻の穴までよく見えました。



桃太郎は生まれて初めてといっていいくらいに激しく鼓動が高鳴るのを感じ、その光景にじーっと見入っていました。