うどん屋フランチャイズ物語 第12話 | OLが副業-複数の収入源を持ちませんか?

うどん屋フランチャイズ物語 第12話

うどん屋フランチャイズ物語 第12話

takako@OLが副業です。

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第11話の続きです。

家具も無事に運び込まれ、あゆみさんお手製のメニューもできあがりました。

そして待ちに待った開店日。

あゆみさん「やっと開店日だね。思い立ってから2週間。あっという間だったね。」

たかこさん「本当に。二人で迷子になったり、ラクーアに行ったり。波瀾万丈でしたよ。ただ、私が平日はOLさんだから、土日しかオープンできないのが残念ですけどね。」

あゆみさん「私も平日は作家活動がんばるっす。二人で『ハッピーになれるうどん屋』のフランチャイズ化めざそう。」

たかこさん「作家とOLが経営する土日限定のうどん屋。何だか、コンセプトが面白いかもかも。」

あゆみさん「この人とか受けてそうだね。」

たかこさん「うん、絶対に受けてますよー。」

たかこさんは、いそいそと看板を出しに行きました。

あゆみさん「最初のお客さまはどんな人かなぁ。」

たかこさん「きっと、かわいい女子ですよ。」

あゆみさん「そうだね。『ハッピーになれるうどん屋』だし、メニューは『夢をかなえるたぬきうどん』。おじさんが来るわけないか。」

たかこさん「とにかく楽しみ!」

1時間、2時間、3時間。。。

あゆみさん「誰も来ないねー。どうしてだろう?わかりづらいのかなぁ。」

たかこさん「ブログ作って宣伝しましたよ。おまけに、デイリー3000位台ですよ。」

あゆみさん「えっ!デイリー3000位台。」

たかこさん「あちこちに書いてあったアクセスアップのテクニック駆使しましたー。」

あゆみさん「・・・」

たかこさん「どうしたんですか?」

あゆみさん「それって、誰にも読まれていない可能性ありますよね。」

たかこさん「どういうことですか?」

あゆみさん「機械的に集めたアクセスなんて、意味ないっす。」

たかこさん「アクセスアップしたら集客できるって聞いたので。。。頑張って、1週間で完成させたんです。」

あゆみさん「アクセス数≠集客ですよ。きちんと読んでくれる人じゃないと、集客にならないですから。」

たかこさん「慌ててたから、考えずにやってしまいました(涙)。ど、どうしよう?」

あゆみさん「ブログからの集客はそんなに簡単じゃないから、まぁ大丈夫です。駅前でちらしとか配布しました?」

たかこさん「時間がなくて、あまりできてないんです。」

あゆみさん「えーっ!!!じゃ、ほとんど誰にも知られていないかもしれないってことですよね。」

たかこさん「ブログがダメだったら、そういうことかもしれません。」

そして、予想通り、開店初日は誰も来なかったのです。

(つづく)

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