サルコイドーシスとファブリー病の検査 ①(皮膚科と眼科) | 心不全Diary(拡張型心筋症)

心不全Diary(拡張型心筋症)

拡張型心筋症成人患者の会 管理人兼会長です。
2022年12月心不全で入院、2023年7月に拡張型心筋症と診断されました。元大学非常勤講師(退職)。
*病気に関する記事はすべて一患者の個人的な感想です。不正確な情報が含まれる可能性があります。あらかじめご了承下さい*

 

2022年12月、心筋症を発症しました。

 

現在、心臓の薬を服用しつつ、

 

他の病気の合併症がないか、調べているところです。

 

今回は「サルコイドーシス」と「ファブリー病」にかかっているかどうか

を調べていただきました。

 

受診したのは、皮膚科と眼科です。

サルコイドーシスとファブリー病の検査は、はじめての体験です。

 

 

ところで、はじめての検査で一番心配、そして重要なのは、

「それは痛い検査なのか?」ということではないでしょうか。

 

(検査の結果こそが一番心配で重要、

 というのは別問題とさせていただきます。)

 

これまでやった事がない検査に挑戦する時、皆さまそうだと思いますが、私も

まずはネットで、できる限りの情報を集めます。

 

「痛みをともなう検査かどうか」

「全身麻酔か、部分麻酔か」

「所要時間はどれくらいか」などが

 

特に気になります。

 

たとえ口コミに「痛くない検査です」と書いてあったとしても、

念には念をいれます。

 

前夜は意識してなるべく眠らず、ほぼ徹夜の状態で、

頭も身体も睡眠不足でぼんやり鈍るようにします。

 

当日の検査台では、全力をあげてゆっくりと呼吸、さすがにうとうと眠ることはできませんが、可能なかぎり無の境地を目指します。

 

とにかく「痛い」「怖い」は避けたいです。痛かったり怖かったりして身体が緊張すると、医療処置にかかる時間が、より長引きますしね…。

 

しかし今回は、なぜか前日の夜にリラックスしてぐっすり眠れてしまい、

 

頭も身体もすっきりクリアな状態で、検査にのぞむことになってしまいました。

 

【眼科】

 

眼科での「サルコイドーシス」「ファブリー病」の検査は、

最初から最後まで、まったく痛くありませんでした。

 

眼球に色をつけるためのリトマス試験紙のようなもので

さっと軽く白目の下の部分をなでられたとき、

軽い刺激(痛くはない)を感じたのと、

 

瞳孔を開くための目薬をさしていただいた後、

照明がやたら明るく見えたくらいです

(まぶしいけれど痛くはありませんし、

目薬自体もしみないです)。

 

結果も、当日にすぐに出ました。

 

眼科では

 

「サルコイドーシスもファブリー病にも、かかっていません」

と言っていただくことができて、ひと安心でした。

 

 

【皮膚科】

 

皮膚科では、きっと

「皮膚生検」をするだろうと予想していました。

 

皮膚生検とは、5mm四方ほどの皮膚を切り取り、顕微鏡で調べる検査です。


皮膚生検当日は、お風呂もシャワーも禁止でしょうから、

前夜はしっかりと身体を洗い、シャンプーをしました。

 

翌日からはシャワーのみOKだと言われましたが、

抜糸(皮膚を切り取った部分は、縫いとじます)までは

お風呂は禁止、シャワー浴のみにしてください、とのことでした。

 

お風呂の湯船は、意外と雑菌だらけなのだそうです。

 

「痛い」検査なのかについては、

局部麻酔の注射を打っていただく時だけ、かなり痛かったです。

 

いったん局部麻酔がうまくかかってしまえば、

 

「皮膚を切り取る」「縫いとじる」ときは、

皮膚が引っ張られるような感触があるだけで、

痛くはありません。

 

その前段階の、局部麻酔の1回めの注射が痛かったのです。

 

まずは 1回、注射をした後、皮膚を針でちょんちょんと触って、チクチクするようなら

2回目、 3回目と注射で麻酔を足していきます。 

 

2回目、 3回目と打つうちに、

どんどん痛みを感じなくなっていきますが、

 

ちゃんと麻酔がかかっていないと!! 万が一にも痛いのはいやー!と

「臆病でスミマセン〜」とあやまりながらも粘りにねばり、

5回くらい麻酔を足してもらいました。

 

(先生はとても優しい方でしたが、イラっとされていたかもしれません・・・)

 

私は「ひざ小僧」と「おなか」の二箇所の皮膚を切り取りました。

なぜか、やわらかい「おなか」より「ひざ小僧」にした注射のほうが痛かったです。

 

繰り返しになりますが、

「皮膚を切り取る」「縫いとじる」プロセスでは、痛みを感じませんでした。

 

皮膚を切り取った後、たとえば当日夜になってからや翌日以降などに

「切り取った部分が痛む」ということもありませんでした。

 

化膿止めの軟膏は処方されましたが、

特に「痛み止めの薬」はもらわず、

「痛ければ市販の痛みどめを飲んでください」と言われました。

 

気になる結果ですが、約2週間後に出るそうです。

 

結果を聞きにいく時に、同時に抜糸もしていただくので、

しばらくシャワー浴が続きます。