マッドバスターズは、石巻市立湊小学校組と、個人宅組に分かれる。
まずは小学校に立ち寄る。
小学校のフェンスにも車が引っ掛かっている。
被災区域では自衛隊の車両もがぜん多くなってくる。
小学校のグラウンドにも。
福祉施設の駐車場が我々マッドバスターズの集合場所。
現場は個人宅の駐車場。
ドロカキってどんなだろうと思いながら説明を聴き、
ここで一輪車、スコップ、どのう袋などを受け取る。
依頼された場所まで徒歩で移動中にもあり得ない光景が続く。
信号は機能しておらず、警官が交差点の4隅と真ん中に立って誘導している。
その交差点は群馬県警だった。
いろんな場所から応援が集まっている。
交差点を渡るとき、警官の方が真剣な表情の中にも少し微笑みを見せて、
「ごくろうさまです、どうぞ」と言って下さった。
僕も、
「ありがとうございます」と返した。
なんだかみんな力を合わせている気がした。
とにかく車がものすごい形でいろんな場所に引っ掛かっている。
船が民家の軒先に引っ掛かり、歩道を塞いでいる。
現場に到着。
結構広い駐車場だ。
ここで班はさらに少人数で別れ役割分担をする。
スコップを握るもの。
一輪車でヘドロを運ぶもの。
土嚢袋を開き、ヘドロを受け取るもの。
僕は星野さん(新潟出身)
おみそさん(もちろんおみそはニックネーム・熊本出身)
と一緒のチームになった。
二人とも石巻ボランティア大先輩だ。
やり方を教わる。
ヘドロは駐車場に厚く堆積している。
写真でわかるだろうか?
黒いのがヘドロだ。
ものすごい異臭を放っている。
薄井さんに戴いた活性炭入りマスクがとても効果を発揮した。
星野さん。
この人は凄かった。
素晴らしい笑顔で他の人の10倍働く。
頼りになりすぎだった。
おみそさん。
細くてか弱そうに見える普通のかわいい女の子。
しかし、真剣なまなざしで重労働をこなしていく。
感動!
それぞれの地元の話なんかをしながら、
楽しく、それでも決して手を止めることなく淡々とヘドロを除去していく。
ヘドロは水を含み重い。
そしてヘドロの間には雑誌や家の外壁なんかが挟まっていて、
スコップを刺す妨害をする。
いちいちそれを手で取り除く。
そういうことを繰り返す。
本当に地道な作業だ。
たまに写真も出てくる。
泥だらけになった写真を水で洗う。
いつか家族に返せる日が来ればいいな。
僕もやってますよ~
手のひらに豆が出来ました。
貧弱やのお。
いざというときのためにしっかり鍛えねば!
写真にある車も津波で流されて来たものです。
車両には張り紙が。
石巻市が所有者に代わって車両を移動するという告知だ。
ここでも大きな費用が必要になりそうだ。
調査済みということで車両のドアを開いてみた。
泥だらけだった。
リヤシートにはチャイルドシートが二つ並んでいた。
津波のとき誰も乗っていなかったことを祈った。
お昼前にはこの現場は終わった。
そこで、依頼があったわけではないけれど
給水車までの歩道を塞ぐがれきの撤去をすることに。
撤去中。
撤去後。
めっちゃきれいになりました。
瓦礫やヘドロたちよ!
マッドバスターズの力を思い知ったか!
給水車のおっちゃんも
「ありがとー」って言ってくれました。
こういうとき本当に一体感を感じます。
ちなみにこの給水車は滋賀から来てました。
異臭と汗と埃と、普段使わない体力にへとへとになってお昼ごはん。
車を止めた場所に戻る。
水を飲む。
うまい。
お昼ごはんは
「デカ王しゃきしゃきもやし味噌」というビッグサイズのカップめん。
今回のボランティアではよくカップめんを食べた。
たまに食べるとおいしい。
とにかく、はらへった。
お湯を沸かす。
なかなか沸かない。
そうこうしているうちに昼の集合時間が迫る。
ぬるめのお湯で、3分待たずに食べた。
かた焼きそばチックなカップめん。
みんなバリバリいいながら食べる。
「これはこれでいけるな」と誰かが笑う。
おいしかった――――。
薄井さんが一言。
「昼はパンやないとあかんな」
みんな笑った。
そして午後のヘドロ掻きへ。
うーん。
このペースでは一週間分のブログ、時間がかかるなあ(笑)
(続く)
































