4月10日石巻に来て初めての日曜日。
ボランティアテントの数も6日間で凄く増えた。
4月5日のテント
4月10日のテント。ぎっしり。
ボランティアが激増したので、
朝のトイレ(簡易トイレ)は大変な騒ぎになる。
とくに「ぴーーーー」が「ぴーーーーー」になって、
ちょっとすごいビジュアル。
毎日うん「ぴーーー」(あ、遅かった)を
しっかり片づけに来て下さる方がいるから、
僕たちはお腹壊さずに済むんだよね。
感謝です。
この日は石巻の駅近辺の街並みをマッドバスター!
なんと500人のボランティアが来られるそうです!!
ここでは3日もいるとリーダーです。
僕もリーダーをやらせていただきました。
さて、駅前集合。
すごい人数です。
圧巻です。
これは石巻きれいになるっぺよ!!
僕はH班のリーダー。
「どこからいらしたんですか?」と聞いてみました。
「東京です」
おーーー!
この方たちは、昨晩ボランティアバスで東京を出て、
朝10時に石巻に到着。
そして14時には石巻を出発して東京に戻られます。
つまり、4時間のヘドロカキのために、
東京から何時間もバスに乗っていらっしゃるのです。
昨日の三木さんと言い、本当に頭が下がります。
と同時に、リーダーとして彼らの4時間をいかに充実させるかが重要です。
・・・・・・・・・
僕はこのあとの一日の感情を書こうかどうしようか迷いました。
これはあくまで僕の個人的な感情だからです。
他に書きようがないので批判と受け止められて仕方ない文章ですが、批判ではありません。
みんな本当に一生懸命やっているのです。
書くことにします。
伝えたいから。
・・・・・・・・・
あてがわれた現場はものすごく綺麗なところでした。
「え、ここやんの?」
「そうです」
確かに隅っこの方探せばわずかにヘドロがあります。
でも…
この方たちは、4時間のためにいらしたのです。
スコップを握りしめて。
未熟な僕は不満を持ってしまいました。
こんなところよりも、もっと人手を欲している場所がある。
こんなとこや、
こんなとこや、
こんなとこが…
でも、今日はここをやるのです。
先週も来たという方がチームHに二人いました。
「ほんとにここやるの?」
とおっしゃいました。
「ここに人手が必要なの?」と。
僕は答えられませんでした。
この道沿いに店を構えるト○ギさんというおばさんが、
そんな僕に話しかけてきました。
「たくさんボランティアの方がいらっしゃるって聞いて…」
僕は俄かに嬉しくなりました。
おばちゃん、明らかに困った顔をしているのです!!
おー出番か!ワクワク―!
「さっき、うちを片づけるのを手伝ってほしいと言ったら、今日は道だけですって言われて…」
はあ?どうして?
と○ぎさんのお店はこの綺麗な道沿いの一角にありました。
入口が地震で隆起してドアが半分しか開かなかった。
そこから身体を横にして入って見ると、
食器や置物は割れて散乱、
大きな冷蔵庫が倒れて炊事場を塞いでいる。
中は全体的にヘドロの層。
昨日の中学校のヘドロレベル。
女手一つで困ってたのでしょう。
はい突入。
チームHのみんなーーー!
お役にたてる場面が来ました~
そこに、このイベントを仕切っている、
トランシーバーを持ったお姉さんが登場。
「個人宅はやめて下さい」
「はあ?」
「今日は道路です。個人宅までやるときりがない。やるなら公平を期さなければなりません。全部の家をやらなくちゃならなくなりますよ。今日のイベントはそんな時間はありません」
このとき僕はようやく理解しました。
この日の石巻ドロカキイベント(正式名称スマイルプロジェクト)は、
完全にパフォーマンスなのです。
この日菅総理も来てました。
テレビカメラも入ってました。
こういうのも大事だと自分に言い聞かせました。
マスコミに人が足りないということをボランティアの絵を通して訴えかけるのは必要なこと。
実際、いまは圧倒的に人手が足りない。
もっと石巻に、被災地に人手が動員されるためにはとても大事なこと。
でも…。
目の前に「全然やらなくっていい道路」と「ヘドロに困っているおばちゃん」がいるのです。
チームH12人の4時間はどこに使われるべきなのか?
トランシーバーのお姉さんに反論している自分がいました。
本当にこの道路に500人が必要ですか、と。
イベントスタッフ姉ちゃんの姿が見えなくなったのを見計らって、
開かなくなったおばちゃん宅のドアをドライバーで外し、
と○ぎを侵略しているヘドロと瓦礫をやっつけました。
ある程度のところまででしたが、やっぱりおばちゃんの嬉しそうな顔を見るとたまらなかった。
でも、おばちゃんはトランシーバースタッフお姉ちゃんと僕とのやり取りをはたで見ていたので、少し申し訳なさそうな顔をしていました。
「おばちゃーん、またくるからね~」
そう言ってその場を後にしました。
あとで聞いてみると、
め組リーダー仲間たちは
それぞれ個人様の要望されるところもこっそりやってたようです。
「だって、遊んでる時間もったいないじゃん」
これはリーダーみんなの率直な感想だったでしょう。
そして東京から来た500人の。
さすがめ組!
でも僕はそのあとちょっと落ちました。
と○ぎさん宅以外は不満を持ちながら作業をしていた自分を反省しました。
「全力で、笑顔で、ワクワクしながらやる」
僕は会社ではいつもそんなリーダー像を店長たちに要求しています。
不満げに仕事をするリーダーに導かれる部下はたまったもんじゃない。
なのに僕は東京から来た方々にワクワクしている姿を見せられなかった。
「500人もいるのだから、あのヘドロ地域に行けばめちゃめちゃきれいにできるのに」
なんて、考えながら過ごしてしまった。
まだまだ未熟です。
チームHの方々には非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ごめんなさい。
この日が石巻実質最終日でした。
翌日は気仙沼に行き、夕方には仙台まで戻ります。
石巻最終日もキャンプで語りました。
この日は函館から来た齊藤さんと新さんがゲスト。
左から薄井塾長・あらたさん・齊藤校長・加藤さん。
僕はちょっぴり失敗料理を作ってヒンシュクでした(汗)
齊藤さんと新さんは整体師の学校の校長とリーダーです。
この日は避難所でストレスのたまった方々にマッサージを施術しに行ったそうです。
その時、一人のおばあちゃんが泣いたそうです。
マッサージも嬉しかったのでしょうが、
その涙は別の理由によるものでした。
避難所の一教室には何世帯かが暮らしています。
けれども、そこでうまくコミュニケーションが取れず孤独を感じている方がいます。
齊藤さんがマッサージしたおばあちゃんがそうでした。
マッサージ中、会話が出来ることにあまりに嬉しくってぽろぽろ涙がこぼれてきたそうです。
何日かぶりに人と話したのでしょう。
辛いこと苦しいことたくさん心のうちにあったでしょう。
でも、一つも外に出せずずっと一人ぼっちだった。
マッサージにできることって、すごい。
人と人が触れ合いながら会話までできる。
それを話す新さんの眼はみるみる赤くなっていきました。
齊藤さんと話していると、共通の友人がたくさんいることが分かりました。
ご縁ですね~
このキャンプに来てまた新たなご縁を戴いた方もいます。
不思議なことに、ここで再会する方も何人もいました。
この人は覚えておいた方がいいです。
変態中の変態です。
人のためだけに生きています。
自分のところも被災したのに、時間を見つけてはボランテイアキャンプに来てました。
大心友のミスターこと熊谷くんです。
ちょっとCM長いですが見て下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=YZD2K7-8X3Y
ほんとに不思議。
なんでここ石巻で会うんだろ?
引き寄せの法則の一部なのかな?
前にも言いましたが、
キャンプの夜はいつも楽しく過ごせました。
心が折れそうな場面の連続の中で、
それでも笑顔を持ち続けることが出来たのは、
一緒にいた薄井オヤジ・加藤さん・拓くんのおかげです。
ホントにありがとう。
(明日最終日へと続く)




























































