年末まであと2週間という慌ただしい中での選挙も終わり、
その結果、周辺諸国の緊張が高まって余計に不安定感が増した中で年末を迎えました。
今年はどうだったか?
個人的には苦しいことが多かっただろうか・・・。
年初~初夏は、昨年夏の交通事故の後遺症に苦しんでいたし(今でも寒い日にはある)
秋~冬には身内が入院したので、仕事で出張を繰り返す中、病院にも足繁く通った。
そして、そのオチとして、自分が喘息に罹るなどという状態での年末。
笑うに笑えないが、それが現実というもんなのだろう。
そして世間は、選挙で先祖帰りすることに。
なかなかこの国は変わりませんね。
たぶん、ネット選挙(投票)を導入すればガラッと変わると思う。
今の選挙の諸制度は、高齢者を勝手に
「より長生きを望むかつ人生経験豊富で賢明な人達」と
決めつけ、彼らに合わせた制度になっている。
だから、ブログやツイッターで何か言うことすら禁じられ
(彼らは一般的にITに弱いから、大票田の彼らを排除し兼ねないことはやらない)
障害のある方や、小さい子供を抱えて動けないお母さん方の参政権を奪っていて
(だって投票には行けないし)
そういう状況でも平気なワケだ。
こういう選挙制度の中で選挙が行われる限りにおいては、誰が政権を取っても、
少子高齢化は止まらないし、本当の意味での「社会福祉」は実現しない。
実際、2009年からの3年少しで実現し成果を挙げた少子化対策はなく、
障害者がより多く社会進出できたという形跡もない(一定数の雇用を義務付けられているが)。
そして今回の選挙結果。
そもそもの思想に男尊女卑的部分がある人達が政権を担当することになった。
(声高には言ってないし、どこにもそんなことは書かれていないが、やってることは
全部それを下敷きにして見ていけば合点がいく・・・女性宮家創設反対≒女性天皇反対、
物価高志向、原発積極稼動、国防軍、などなど)
きっとますます少子高齢化や社会格差・教育格差が進んでいくことになる気がする。
でも、それは今回の結果だけじゃなくて、日本人全体が、
「苦しいことを積極的に背負って、困難を克服しよう」
という心構えの欠如がそもそもの問題なのだと思う。
いつまでもバブルの幻想になんてしがみついていられないのに、まだ
経済成長?
(人の数が減ってる、これからもっと減る、高齢者が増えると食べ物の消費量が減る、
食べ物の消費量が減ると、流通の需要量が減る、などなど何かが増えることなんてないのに)
円安?
(日本の工場が海外へ出ている=人件費が高いから=経済成長をさせるともっと高くなる、
もっと工場が海外へ出て行く。つまり日本の会社の海外工場で作ったものを輸入しないと
いけない、円安になったら、日本円を沢山払ってそれを輸入することになって、
企業業績をさらに圧迫する。その他の物品も中国その他から輸入しているが、それも
円安になれば、コストは上がる。石油だって、ウラン・プルトニウムだってそれは同じ)
う~ん。算数から勉強し直せば、今の政治家先生方。
じゃあ、対案は・・・ということになるんだけど、それは、
ある程度便利さや安さを捨て、国内にあるものでまずは賄い、小麦やとうもろこしの
生産に力を入れ、政治が教育を決め、車や家電・ITに頼りっぱなしの生活を改める
こと、それに沿った生活を構築することだろうと思う。
第三次産業に偏り過ぎた就業人口も改めなくてはならないだろう。
製造業の人件費が高過ぎるのも見直さなくてはならないだろう。
人間の生きる目的を再度見直して、子供だけでなくて、お母さんを大事にする政策とか、
生活志向性をとらないと人口なんて増えないよ。
(但し「大事にする=甘やかす」ではない。子育て支援はいいけど、責任も義務も
しっかり果たしてもらわないといけないので、そのための高次の教育も必要だ。
例えば、同じようなお母さん同士の付き合い助長でなくて、弁護士・中小企業診断士・
税理士とお母さんの連携、交通ルールの再履修、
そしてそれを理解・支援し、主体的に家事に取り組んで母性の一翼を担う男の教育も
必要だし、やらないといけない)
経済成長ということは、そのパイを大きくすることなワケだ。
手っ取り早く言えば、人口が増えればいい。しかも若い人口が、だ。
今の日本は50年先まで確実に人口は減る。今の社会のままなら、激減するかも。
それをわかっている人は、どうやらこの国にはほとんどいないらしい。
結構、今年は「くたびれたなあ・・・」と思っているので、
多少希望を持った新年を迎えたいが、それもどうかな?
ともかくも、皆様よいお年を。
