大変革の始まりの記憶とともに | Tadのブログ

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ウロウロ、フラフラしている京都のAround40男(本業:診断“志”資格を持つ経営コンサルタント、副業:いろいろ)が、趣味の世界・日々思うこと・気づいたことなど、いろんなことを書いています。
ちょっとのぞいていって下さーい。

今日も暑かったですね~。
件の如く、冷房の入っていない私の部屋(=仕事場)では、ペットボトルの中の冷たいお茶が
15分後には、あったかいお茶になっておりました(笑)。



今日は音楽の話をします。

この季節になると、勝手に棚に手が伸びて聴いてしまうCDがあります。
何枚かあるんですけど、その内の一枚を。

こちら↓です。

August Moon/Bobby Caldwell
¥1,443
Amazon.co.jp

ボビー・コールドウェル(Bobby Caldwell)の『オーガスト・ムーン(August Moon)』。
1983年のアルバムです。

ボビー・コールドウェルについては、昨年の夏も取りあげた(2009年8月21日の本ブログ)
ので、そちらをご参照いただくことにしましょう(上の色の変わっている部分をクリックして
ください。その記事へ飛びます)。

このCDからは、特にヒット曲などは出ていないと思うので、あまり知られていないアルバム
なのではないでしょうか。仮に彼の名を知っていたとしても。


私がこのCDを買ったのは15年前(1995年、大震災とサリン事件のあった年)の夏。
その夏も確か「猛暑」と呼ばれてた気がします。確かに暑かった記憶がある…。
当時は川崎に住んでました(そっちの会社に勤めていた)。


(BGM代わりにこのCDのなかから、一曲どうぞ。そして聴きながら続きを読んでください!)



その頃、まだ若かったものの、将来に対して漠然とした不安に駆られておりました。
会社はポストバブル期で業績が急速に右肩下がりになっていて、私のいた部署(=経理部)でも
暗い雰囲気の中、とにかく休む間もなく働いていた(≒働かされていた)記憶しかないです。

結構大きな会社だった(当時は東証一部上場、今は上場廃止している)ので、それなりに
給料はあったけれど、毎回賞与カット額が大きくなっていっておりました。
それでも今の私からすれば、望外の額だったのですが(笑)。

でも、テスターのトレッドミルの上を走らされているマウスのような働きかたを強いられていて、

「こんなん、人間のやることとちゃう(違う)やろ。ロボットみたいや」

って思っていたのです。しかも、上司とか見ていても人間として???な方々ばかり。

「俺も、あんなふうになってしまうの?」

って思ったら、いても立ってもいられなくなって、夜寝られなくなり、不眠症みたくなってしまってました。
(今、思えば笑い話みたいなもんだけど)


それで、「何か面白いことはないかな~」って思って、外国へ行くことを画策し、
青年海外協力隊に応募したりするわけです。
ちょうど15年前の正に今頃、その合格通知がやってきました。
(上の色の変わっているところをクリックしてください、ブログ内関連記事に飛びます)

それを契機に、

川崎→福島県二本松市→京都(手術&入院)→ブータン王国→京都→アイルランド→
→英国(ブリストル)→ロンドン→京都(この間転職2度、バイト多数)→東京都東大和市→京都

と、「あっちフラフラ、こっちフラフラ」として…、行き着いた先が現在の自営業。
それが良かったのかどうかは、よくわかりませんが(笑)。


(またまたBGMにこのCDからもう一曲どうぞ。で、最後まで読んでくださいね)



まあ、そういう自分の中での大変革の始まった年の夏によく聴いたので、
このCDを聴くと結構鮮明に当時のことを思い出せたりします。

当時住んでた二子新地のアパートの部屋の中とか、好き好んで着ていた服とか、
乗っていた車とか、毎日ジョギングしていた多摩川の河川敷の風景とか。
あと、真夜中にポツンと一人で山のように積み上げられた書類を処理していた当時の自分の姿なども…。


振り返れば、「言いたい放題好き勝手やってたなあ」って思います。
今風に言えば、まさに「KY」だったかも。
それは今もあんまり変わっていないか(笑)。
(但し、今はわざと「KY」やってるふしもあるんですが。そうでないと動かない世界が多過ぎる)



これを読んでくださる皆さんにも、「音楽と共に甦る記憶」ってあると思うのですが、
その音楽(および記憶)はどんなものでしょうか?
ぜひ教えていただきたいものです。

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