先月
に続き、今月もえらい遅くなりましたが「今月の一枚」を紹介したいと思います。
今月は、こちら↓のモーツァルトのクラリネット協奏曲とピアノ協奏曲第25番のカップリングの一枚です。
クラリネット協奏曲は、ビーチャム指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、
クラリネットのソロはジャック・ブライマー。1960年録音。
ピアノ協奏曲第25番は、クレンペラー指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏で、
ピアノソロはダニエル・バレンボイム。1968年録音。
それぞれが、どんな曲であるかは、下のリンクをクリックして、お聴きください(YouTubeが開きます)。
しかしこのCDの音源とは全く違いますので、その点はご容赦を!
モーツァルト:クラリネット協奏曲 第一楽章
モーツァルト:クラリネット協奏曲 第二楽章
モーツァルト:クラリネット協奏曲 第三楽章
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 第一楽章(前半)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 第一楽章(後半)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 第二楽章
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 第三楽章
このCDを買ったのは、今年の2月下旬。
これもやっぱり半年以上引き出しの中で眠ってた(笑)。
ずい分苦労して手に入れた割には、なかなか引っ張り出さなかったなあ…。
このCDはEMIの"RED Line"という廉価版レーベルからの発売ですが、
もう日本では新品では買えないみたいです。AmazonにもHMVにもありませんでした。
日本で売られていた当時(2000年頃?)は、1000円しなかったみたいですが。
しかし、どうしてもこのCDの新品ディスクが欲しくて、ここ3年くらいもの間、あっちこっちの国にメールを
書いたり、外国のCDショップのHPを見て、ひたすら探しておりました。
もちろん昨年夏にロンドンへ行った時にも、ロンドン市中の大手レコードショップを何軒も回って探しましたよ。
店員さんをつかまえて、メーカーにも問い合わせてもらったけれど、やっぱりなかった(EMIは英国の
会社だから問い合わせだけはできた)。
で、結局どうやってこの新品を手に入れたかというと、Amazon.de、つまりはドイツのAmazonから買ったのです。
英語はわかるけれど、ドイツ語はさっぱり。
英独辞典を頼りに、ドイツへメールを送ってやっとのことで手に入れました。
送られて来るまで、本当に実物が来るのかやきもき…。実物を見た時は涙が出ました。
掛かったコストは、約2800円(送料込)+膨大な時間。
どうしてそこまでしてでも手に入れたかったのかって?
それは、クレンペラー指揮&バレンボイム演奏によるピアノ協奏曲第25番を聴きたかったから。
私にとっては最高の組み合わせ。理由は後述します。
この2人は日本ではあんまり人気がないようですし、日本の評論家にも受けは良くなさそうですが、
ただ、このピアノ協奏曲第25番での共演は、その方々の間でも定評があるようです。
もし、このピアノ協奏曲第25番をCDを入手して聴こうとするなら、
今はこちら↓のCDを入手すれば、収録されているようです。
- ¥5,653
- Amazon.co.jp
- そう言えば、昨年の秋も別のバージョンのモーツァルトのピアノ協奏曲第25番を聴いておりました。
- それがこちら↓。
- モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番&第27番
- ¥758
- Amazon.co.jp
こちらは、バレンボイムの弾き振り(=指揮+ピアノ)、ベルリン・フィル演奏です。
録音は確か1988年ではなかったかと思います。
聴き比べてみると、甲乙は付け難いです。
クレンペラーとの共演盤の方が、若干瑞々しさと緊張感があるかなあ。
この弾き振り盤は、バレンボイムお得意の弾き振りなので、余裕が感じられます。
「クレンペラー&バレンボイム」というのは、1960年台のEMIレコード・クラシック部門のドル箱。
(同時期のポップス部門のドル箱は、ビートルズ!)
この2人による名演奏(ほとんどは別々に指揮・演奏)がごっそりとあります。今もCDが売られてます。とにかく私にとっては最高の組み合わせ。
実際、この演奏、ずうーっと聴いていたいくらい快適です。
だから、「今月の一枚」を書くのを忘れてひたすら聴いていたんです。大ウソです(笑)。
これ書き続けると、とっても長くなりそうなので、続きは明日に。
