サッカー日本代表の対オランダ戦 | Tadのブログ

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ウロウロ、フラフラしている京都のAround40男(本業:診断“志”資格を持つ経営コンサルタント、副業:いろいろ)が、趣味の世界・日々思うこと・気づいたことなど、いろんなことを書いています。
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さっきまで、珍しくTVにかじりついて、サッカー日本代表の対オランダ戦を見ておりました。
結果は0-3で敗戦。相対的な力関係からすれば、ごく当然の結果ということができます。


しかし、試合が始まってすぐに、気になったのは、日本選手の身体の細さ。
「あれじゃあ、当たられたらすぐに倒れるよ」と思います。
サッカーは接触プレーが多いわけですから、当たり負けしない頑丈さが、サッカーのテクニックと
同等に必要なわけです。
頑丈でないとどうなるか?次の流れになります。

当たりを繰り返す→体力を消耗する→集中力を欠いたプレーをする→ミス→失点もしくはチャンスを逃す

という悪循環につながるのです。
なのに日本選手は明らかに細い。身長180センチ近い選手が体重70キロもない、というのはどういうこと
なんでしょうか。筋肉量が足りてない。テクニックも大事ですが、国際大会ではまず世界の大男たちに
当たり負けしない身体が必要な気がします。


次いで、ベンチワークの稚拙さを感じました。今に始まったことではないのですが。
岡田監督は何をどうしたいのか、見ていてよくわかりません。
いつも見ているイングランド・プレミアリーグの監督の采配とは雲泥の差。
プレミアリーグの監督達は自分達の力と相手の力加減をしっかり把握して、そこから、戦略を打ち出し、
個別の戦術と人員配置(=選手起用)をしています。
それに見慣れているが故に、余計に今日の試合はひどく感じました。

会社経営でいえば、戦略があいまいで、取りたい戦術とそれに相応する人員配置が出来ていない状態。
その人員配置の悪いところをネチネチと突かれて、ミスを繰り返し、それがオランダの得点につながりました。

今日の試合の中での具体例を一つあげます。それは、日本の右サイドです。

日本の右サイドバックの内田選手が、前半に非効果的なオーバーラップを繰り返して体力を消耗し、
後半に動きが遅くなったところを、後半から交代して入ってきたオランダ選手に繰り返しつかれて、
ゴール前に良いパスを送られて、そこに詰めた選手にゴールを許したのです。

オランダのような強い相手に、日本のサイドバックのオーバーラップが効果的とは思えません。
なのにそれを繰り返す。そして体力を消耗して、後半にそこが弱点と化す。
結果、点を取られる根本原因となる。

ならば、途中で体力を消耗した選手を交代させれば良いのに、それをしない。内田選手と交代して同じ
ポジションでプレーできる選手がいたにもかかわらず。

もしくは、後半劣勢に立たされるのがわかっているならば、前半からオーバーラップをせずにいて
体力を温存しておけば良かったわけです。どうせ得点のチャンスらしいチャンスは一回たりとも
作れなかったのだから。


結局、次のことが曖昧なままなんでしょう。もしくはそういう考えにすら至っていないのか。

①90分戦って、どういう結果を得たいのか、(なりたい姿)
②今そのままで戦ったらどういう結果になるのか、(現状の姿)

この①と②の差を埋めるものが、戦略で、その戦略を実行に移すために必要なのが、

具体的にどのようなボール回しをするのか、とか、
誰が誰に対してマークに付くのか、とか、
いつどの選手をどの選手と交代させるのか、とか、
プレー中にケガした選手が出たときの対処をどうするか、とか、

などの戦術だと思うのですが(他にも決めておく点はいっぱいある)、
この監督からはちっともこれらが見えてこないです。プランAはあってもプランB、C、Dなどがない。
「ただ単に監督が好きな選手を選んできて、並べてるだけじゃないの?」
ってくらいに見えます。そんなので勝てるほど日本が強いとは思えませんが。


しっかりとそういうプランを絵に描ける監督が、まず必要に見えました。
各選手としてもやるべきことはいろいろあるでしょうけれども。
社長を始めとする経営陣がイマイチの会社が成長しないのと同様、指揮官がイマイチのチームが
好結果を残せるとは思えません。

うーん、来年のワールドカップへの期待がしぼんでしまうような試合内容でした。残念です。

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