今日も、昨日に引き続いて、お盆で帰省してきていた友達に会いに出かけた。今日は街中へ。
京都は今日も暑かったが、まだ湿気が少ないので救われる思いだった…(苦笑)。
その友達は…X君としておこう。これまた同じ学年の男だ(彼は半年若い)。
彼は正真正銘のクラシックの音楽家(チェロ弾き)である。語学も、英語はもともと堪能で、最近では
中国語(北京語)も操るらしい。多才な奴。
そしてお互い、青年海外協力隊の同期で、一緒に安達太良山腹で訓練を受けた。
(彼はフィリピンで音楽を教える活動をし、私はブータンで卓球を教える活動をした)
それにとどまらず、私がロンドンにて勤務していた時分に、イングランド北部の街の大学院へ留学も
しに来て英国でもつるんで遊んでいた。私が月に一度コンサートに行くきっかけを作ったのも彼だ。
前置きが長くなったが、そのX君も私と同じくイングランドのサッカーを熱く応援している。
彼と話し出したら、政治・経済・教育・国際問題(ここが我々の十八番)などなど延々と話は尽きない
けれど、行き着くところは、いつも「イングランドサッカー」のことだ。
X君の贔屓のチームは、Newcastle United(ニューカッスル・ユナイテッド)だ。
そのチームのある街、ニューカッスルは彼の大学院留学先の街だった。そこで洗脳されたらしい(!)。
このチームは著名人にも熱狂的サポーターが多いことでも有名で、トニー・ブレア元英国首相や
元ポリスのスティングなどが代表例である。
イングランドのトップリーグ優勝もある強豪なのだが、昨季は振るわず、下のリーグへ降格してしまった。
X君はそれを大変嘆いていて、元気がない。
そして降格したチームに付き物の、中心選手の他チームへの流出がこのチームでも起こってしまい、
来季すぐにトップリーグに戻れるかは、なんとも言えない状況である。
「まあ出て行ってしまう選手は仕方ないから、その分若い選手に投資して、力を付け直して、
またトップに戻って欲しいな」
と彼は、けなげに言う。いつもはお互いのチームのあら捜しをして、楽しくけなし合っているけれど、
今はそれができない。それで、
「今季は、トップリーグで応援するチームがないから、代わりにお前のチェルシーを応援したるわ!」
と、有難い声援(!?)をくれている。
お互いイングランドにいた時に、私も一緒に、このNewcastle Unitedの試合を見に行ったことがあり、
そのスタジアムがとても素晴しかったのを覚えている。そして、その街の人々みんな、そのチームを
愛している。
これが↓そのNewcastle Unitedの本拠地、St. James' Park。
その記憶の美しさもあるので、X君へのお返しに、今季はNewcastle Unitedも応援させてもらおう。
すぐにトップリーグに戻ってきて、またお互い楽しくけなし合えるように…(笑)。