展覧会の招待券をいただいたので、京都市左京区岡崎に
あります京都国立近代美術館へ行ってきました。
私は、ブログ上、音楽の話題が多いですが、美術鑑賞も
よくします。中学生・高校生の頃は美術の時間、好き
だったなあ…。
さて、岡崎には、平安神宮・府立図書館・京都市美術館・
京都会館・京都市勧業館などがあり、普段から多くの人が
あつまるエリアです。
今日も連休最終日でかつ月曜日ではあります(図書館休み)
が、大変多くの方が周辺にみえていました。
で、私が行った展覧会は、これ。
『京都学 前衛都市モダニズムの京都店1895-1930』でした。
上は、券の使用前・後です(あんまり意味はないです…笑)。
今日が最終日でした。
その名の通り1895年から1930年の間に書かれた、描かれた
作られた近代の京都にまつわるものが展示されていました。
詳しくはこちら をどうぞ。
学生時代に日本近代史を専攻(テーマは京都の交通)した
私にとって、この時代の絵画や地図、新聞の挿絵などを
見るのは大変面白いです。見るたびに新たな発見があります。
今日の発見は、
1)平安神宮は計画当初、西面(西に門を開くこと)して、
東山をバックにしていた。
2)日出新聞(京都新聞の前身)は創刊当初、挿絵入りを
ウリにしていた。
3)明治後期でも、天神川以西は殆ど一般民家がなかった。
(やっぱり!)
などなど(かなりマニアックな話です、済みません)でした。
しかし、この展覧会、それはそれで、面白いのですが、
京都国立近代美術館の良さは、実は、常設展にあります。
(よくご存じの方もいらっしゃるでしょう)
有名な常設作品には、モンドリアンの『コンポジション』が
あります。
(中小企業大学校東京校へ行ったことのある方、5号館1階
の東大和寮方面出口近くに、絵がかかっていたのをご存じ
でしょうか?あれは複写画ではありますが、あれもモンドリアン
の『コンポジション』…但し別バージョン…です)
この常設展(コレクション・ギャラリーと呼ばれる)は年に20回
展示替される(但し、全部が全部入れ替わるわけではない)
ので、たまに行くと、全く見たことのない作品に出くわすことも
あって、得した気になります。
また、常設展は同美術館の4階にて展示されますが、その
4階の踊り場からの東山の眺めがとても良いのです。
南は八坂から、知恩院・南禅寺・永観堂を経て北は黒谷まで、
見渡すことができます(ちょっと大鳥居と京都市美術館が
ジャマしますけど)。
特に秋、紅葉シーズンのそこからの眺めは、いかにも
「京都らしい」と思われます。オススメです。
京都は観るところがいっぱいあるので(私も行ったことの
ない名所と呼ばれるところがまだまだたくさんある)、
わざわざ岡崎に来られるかどうかわかりませんが、是非
お出かけください(嵯峨野・嵐山もいいんですが…笑)。