この木何の木気になる木 | シンノスケのブログ

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最近は、フィクションで女の子とペットのインコやウサギの話を綴っています。尺八とフルートの練習の様子なんかも書いています。

6月も中旬に入り、この週末には6月の折り返し地点になりますが、このところ連日暑い日が続いています。

 

仕事場に行かずに自宅で仕事をする日は、毎朝近所を散歩して来るのですが、ちょっとこの暑さに慣れていないせいかだいぶバテてしまいます。昨日は2キロくらい歩いたところで一休みしました。

 

 

ちょうど良い場所に児童公園があったので、ちょっと木陰で一休みしていると、目の前に立っている木に目が止まりました。なんだか木の幹が渦を巻いているように見えていて、しかも樹皮が剥がれたのか、木肌が見えている部分が少し赤くなっていて、もしかしてこの木は少し元気がないのだろうかと思ったのです。

 

ただ、上を見上げると葉っぱが生い茂っているので、僕の気のせいかなとも思いました。

 

5分ほどその場で休憩し、少し汗がひいたところで立ち上がり、その木に近づいて見ました。そして木の幹に触れると少しポコっとした音がしたのです。しかも、木の根元をみると大きな穴が開いていました。

 

咄嗟に、やはりこの木は少し元気がないんじゃないか、もしかして老木なのではないかと思いました。ちょっとその場を立ち去るのに後ろ髪を引かれるような気分になり、心の中でその木に「頑張れ!』と励ましの言葉をかけてその場を去りました。

 

なんだか朝からちょっと変わった気持ちになった初夏の1日の始まりでした。

 

そして、帰宅後、仕事を始めながら、時々気分転換に尺八を手にして、前回の尺八レッスンで始めたコロコロの練習をしました。

 

俗に、「桃栗3年、柿8年」と言いますが、尺八の世界でもこれに準えたのか「首振り3年コロ8年」と言う言葉があります。コロコロと言う技法は尺八特有のものだそうで、8年と言われる理由は結構難易度が高いからなのだそうです。

 

そんなコロコロを前回師匠とのレッスンで初めて挑戦しました。このコロコロが上手く吹けると、まさにその名の通り「コロコロコロコロ・・・」ととても良い尺八らしい音が出るのです。

 

さて、その初めてのコロコロの挑戦で、何回か先生に言われるようにチャレンジしていたところ、何回目かにコロコロと言う音が出せました。それに気をよくして、続けていたら、また出なくなってしまったり、また音が出たりの連続で、その日のレッスンは終わってしまったのです。

 

そして、帰宅後家でもう一度試してみました。そしたら一回でそのコロコロが出せて、ちょっと感動し、それ以降時間を見つけては試しています。

 

まあコロ8年とは言っても、人によっては早くできることもあり、また人によっては8年掛かっても出来なかったりするのだそうです。果たして僕は何年でちゃんと出せるようになるか、見ものですね。

 

 

良く人から尺八とフルートとどっちが好きですかと聞かれるのですが、僕はそれを聞かれると迷わずフルートと答えています。

 

なぜならフルートは尺八に比べるととてもソフィスティケイトされた楽器だと思うからです。でも、単なる比較の問題で、尺八が嫌いだったら練習するはずはないので、余り比較することに意味はないなと思っています。

 

いつか尺八で「春の海」と「鶴の巣篭もり」が吹けるようになりたいと思って頑張っている訳で、同じようにフルートではいつか「ハンガリー田園幻想曲」を吹けるようになりたいと思いながら頑張っています。そして、もう一つの目標の「ブエノスアイレスの冬」が吹けたら良いなと思っています。

 

今は、8月の発表会に向けてドニゼッティに注力しないといけませんが。。。