シンノスケのブログ

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最近は、フィクションで女の子とペットのインコやウサギの話を綴っています。尺八とフルートの練習の様子なんかも書いています。

今回はちょっと久しぶりに語学の勉強について書いてみます。

 

もう何年になるでしょうか。オランダにいた時に知り合ったので、彼とはかれこれ20年くらいのお付き合いになりますが、当時仕事の関係でスペインとよくコミュニケーションをとる必要があって、何だかスペイン語を勉強してみようと言う気になり、語学教室の門戸を叩いたら、やって来たのはチリ人のCarlosでした。

 

初めて会った時は、まるで風来坊の様な彼の生活スタイルにちょっと不思議な気がしていたのですが、でも中南米のスペイン語とは言え、生粋のネイティブスペイン語なので、彼とスペイン語を勉強し始めたのです。

 

そんな勉強が1年ちょっと続いたでしょうか、ある時彼から今度オーストラリアに行くんだと聞かされて、Carlosとのスペイン語レッスンは終わりました。

 

毎週土曜日にオンボロの自転車に乗ってやってくる当時の彼の姿を懐かしく思いながら、僕もその後日本に帰国し、スペイン語の勉強は中断しました。

 

それから何年後だったかな、今となっては思い出せないのですが、ある時FBで彼から繋がりリクエストが来て、多分10数年ぶりに彼のその後と遭遇することになりました。曰く、今はニュージーランドにいて、英語とスペイン語を教えているんだとのことでした。そして、もし良かったらまたスペイン語学ばないかと誘われたのです。

 

日本に戻って以降、僕には格別スペイン語を使うようなシチュエーションもなく、別に絶対スペイン語を学びたいと言う状況ではなかったのですが、つい懐かしさから彼の誘いを受けました。そして、それから数年、何年経ったかはもう分からなくなりましたが、彼とスペイン語の勉強を始めたのです。

 

彼はニュージーランド、僕は日本ですから、当然オンラインでのレッスンですが、お互い10年以上見てなかったのでそれなりに歳をとったなと感じる一方、相変わらずの彼の風来坊風の外見はそのままで、とても懐かしく、またすぐに彼のやり方に馴染むことが出来たのです。

 

彼はサンチアゴ生まれのチリ人ですが、まさにヨーロッパを風来坊していたので、スペインの経験も長く、中南米訛りと言うか、中南米風のスペイン語だけでなく、スペイン本国の生粋のスペイン語も習得していたので、安心して彼に任せています。

 

そして、今週末もレッスンがありました。ニュージーランドと日本の時差は今は3時間。相手がヨーロッパや南米にいると時差の関係でなかなか時間の調整が難しいですが、ニュージーランドはその点ずっと楽で、いまだに彼とのレッスンが続いているのです。

 

 

今回のテーマはこのテキストでしたが、この絵はスペインの有名な画家Dariの作品です。この裸婦はDariの奥さんで隣にいる白鳥はDari自身なのだと言うのです。この絵、実は初めて見たのですが、僕のイメージしていたDariの絵とちょっと違うので、初めは分かりませんでした。でもこの文章を読んでいて、そうなんだ、Dariの絵だったんだと理解したのです。

 

よく見ると全てのものが空中に浮遊しています。お互いに接触しているものはなく、ちょっと不思議な絵ですが、何だか不思議に惹かれました。

 

音楽も好きだけど、こうした絵画も好きなので、いつかこの絵に会いにスペインに行かれたら良いなと思っています。

 

まあ、それにしてもいい歳をして、3つも習い事をしているなんてと自分でも思いますが、でも本人が楽しいと思っているのだからいいんだろうなと勝手に思ってCarlosとのレッスンと尺八、そしてフルートのレッスンを続けていますが、全てが大成する日は果たしていつのことになるのやらと思います。

 

考えたら、自分自身への投資って随分やっているけど、大成しなければ意味ないですもんね。

 

まあ、Carlosとは半ば友人関係の様でもあり、いつか僕がニュージーランドに行って再会できるか、それとも彼がまた風来坊生活に戻り日本にやってくるか、どこかへ行ってしまうか、先のことは分かりません。でも今回ニュージーランドにはかなり長くいるので、きっと気に入っているんでしょうね?!今度聞いてみようかと思っています。彼は僕が尺八とフルートをやっているのを知っているので、発表会頑張るようにと応援してくれていて、何だかその気持ちだけで嬉しくなりますね。