残念ながら、住友林業は契約メーカーとして選ばないという結論に至った。日本全国のすみりんファンの皆様にはただただ申し訳ない。ここではガチ検討において、「住友林業の良かったところ」と「選ばなかった理由」を列記する。


【よかったところ】
■BF構法は直下型地震にも強い。
木造住宅の弱点は接合部にあるが、BFはそこが優れている。鉄骨住宅並みには強度がある。と言われてる。

▪️きづれパネルが素敵
合板を一枚も使わないため、壁体内結露の心配がない。

■保証体制
初期保証30年、最長60年保証。特に、外壁は吹付でシームレスなため、目地のやり変えがないのと、外壁の下地がモルタルのため、下地をやり変える必要がない。(ただし、吹付の外壁は地震に弱く、ヒビが入りやすい)

■デザイン性
これについては、設計士の力。提案力は高いかと。

■360度トリプル断熱による高断熱
標準施工で比較すると3社の中で最も断熱性に優れていた。C値もたぶん高い。

■シロアリ対策
タームガードを採用し、10年毎のメンテナンスでOK

◾️ 創業332年目の歴史ある企業
不況下となっても倒産リスクは限りなく低い。



【選ばなかった理由】
◾️決算前契約を急かされた。

◾️スピード感で他者を出し抜き、契約に持っていこうとするやり方がやや強引。

◾️時限ありキャンペーンの存在

◾️契約の意志を示していないのに補助金申請の書類記入を依頼された。(→断った)

◾️申込み金を5万(返金なし)取る割に、その後のサービス水準は他社と同じ。

◾️スレート屋根、吹付外壁はメンテナンス不安あり



【総評】
ずっと書いているが、人生で1回きりの大事な買い物を、特に大した理由もなく急かされた経験は、屈辱に近い感情を覚えた。大袈裟だが、人の人生を軽んじていると思う。
営業マンにとっては多数いる顧客の1人で、35坪程度の単価自体は高くない顧客だが、我々にとっては一生を左右する大切な家だ。その選択を託すのに、住友林業という会社はあまりにも合わなかった。
また、有効期限の決まっているキャンペーンを提示されたのも、住友林業だけであった。顧客に「検討する時間」すら与えず、思考停止に誘導する印象がある。
家づくりに強い情熱を持った営業マンであり、その考え方や信念に共感するところ、感心するところは多くあったので、今後の我々の家づくりに反映したい。そこは感謝している。