こんにちは(^_-)-☆ しんのすけです
6月3日、マツダは型式認定申請の不正行為についてのニュースリリース及び記者会見を行った。
昨年ダイハツ工業の不正行為で大きな問題として取り上げられ、ダイハツ工業は大きく非難され工場停止に追いやられた。実は、ダイハツだけの問題では無かったということである。
会見を見ましたが、これが全てとは思えません(どこまで詳細に報告するかは難しい問題)。個人的にはダイハツだけでなく、多かれ少なかれどこの会社も同じ様だと感じた。
ひとことで言って、これは会社の問題ではなく試験担当者のスキル、モラルの問題である。規則通りに試験するのは試験担当者の基本中の基本であり、適当な解釈は問題外である。解釈とかの問題ではない。
「悪意は無いけどルールと違う事を行ってしまった」というのは、言い方は悪いがやっている人たちが「お馬鹿さん」ということである。
これは何も自動車メーカーだけの問題ではない。事実、製鉄会社、機械装置会社、コンピューター会社等でも不正が発生している。
これが現代社会の人間性の問題だとすれば、人類として大きな問題だろう。
マツダ社の報道内容
不正項目
型式認定申請で不正行為が発覚した項目は、大きく分けて下記の2項目である。
エアバック衝突安全試験、エンジン出力性能試験で計5件
調査対象:過去10年間
① 前面衝突試験
エアバックを自然起爆でなく外部装置を用いて起爆した
要因・・新規登録では自然起爆で行っていたので、インパネ等の変更があったマイナーチェンジでは外部装置を用いて起爆した。
対象車種はアクセラ、アテンザ等
②エンジン出力試験
点火時期を正規でない設定で測定した。具体的には吸排気部分での温度が上がったので、温度制御をキャンセルした。
発生原因
「法令に対する独自解釈」とのこと
対策歯止め
・法令に準拠しているかをチェック仕組みを作る
・手順書見直し 教育をする
・設備の継続的な整備をする
対象車種
・対象車種は5車種15万台程度ですべて国内向け
・該当車種は月産千数百台で当面は出荷停止をするという
法令で定めた認証プロセスで試験を行う様に対策をして、信頼回復に努めていくという。