こんにちは(^_-)-☆ しんのすけです
今日はJAZZボーカルです。
ペギーリーの好きなアルバムの「Things Are Swingin'」です。
このアルバムは1958年ぐらいの録音ですが、この時代とは思えないバランスの取れた録音だと思います。モノラル盤とステレオ盤がありますね。
CDはモノラル盤を持っていますが、今日はステレオ盤のレコードで聴いています。
この時代としてはステレオのバランスも悪くはありません。ボーカルはほぼ中央に定位しています。
流石にワイドレンジではありませんで、高域は12Kぐらいで切れています。多分ですが、もう少し上までは録音されているのでしょうが、レベルとしては弱くノイズも目立つのでカットしているのかもしれません。
このアルバムはペギーリーが38歳の時の作品で円熟したボーカルが楽しめます。バック演奏も欠点が無いと思います。
再生のポイント
それで、今回使うカートリッジは エンパイアの4000D/Ⅰ。中級機でどこまで再生できるかというトライです。
シュアーに較べてあまり人気はありませんが、わたしはどちらかというとエンパイア派です。若い頃から聴きなれているというのがあると思います。それにいかにも「カートリッジ」という感じのスタイルが好きなのです。
シュアーを手にしたのは、けっこう早かったのですが M75EDtypeⅡだったのが印象を悪くしたか?
とても滑らかな音だったけど( ^ω^)・・・ 好みじゃなかったみたいです(笑)
それと、個人的にはMCタイプ以外の形式としては、マグネットは動かない方が良いという勝手な思い込みがあります。なので、好きな順番はMCの次はMI(ADC他)、その次がIM(エンパイア)、最後がMMとVMとなります。
所有のEMPIRE達

※以前の写真です(一番右はグレースです)
もちろん、差は僅かであり設計の善し悪しもありますので、単純に形式だけで良いとか悪いは決まりません。また、カートリッジはそれぞれに良さがありますので形式にとらわれず好きなカートリッジを使えば良いと思います。
その他機材もご承知の通りで寄せ集めの中級機ぞろいです(笑)
なので、高級機の様な音はご期待無用です。中級機でどこまで高級機に迫れるかがポイントなのです。
能書きはこれくらいにして、
再生音のレビュー
個人的には、エンパイアの中低域の甘さが音源にマッチしていて、いい塩梅のスケール感を醸し出していると思います。高域はちょっと雑な感じですが、どちらにせよ年代物の音源で高域は伸びていませんので、これで良かろうと思います。
今回フォノイコは47KΩ(ROTEL RC870)で受けています。100KΩで受けたらもう少し高域は滑らかになるのかもしれません。(今回はやっていませんが、個人的にはあまり変わらないと思います)
エンパイアは100KΩを推奨していますが、当たり前に47KΩで受けても問題無いように設計していると思います。推測ですが、ケーブルを含めてのインピーダンスが低すぎる場合を考慮して、保険のつもりでハイ受けを推奨したのでしょう。
それでは音を聴いてみて下さい。
試聴のお時間
録音は「空間再生録音」(スピーカーの音をマイクで収録)となります。
MICはSONYのECM-23Fを使っています。
ボーカルの定位はまずまずだと思います。演奏ではドラムのシェリー・マンがいい味を出していると思います。
1.Alone Together
2.It's a Good, Good Night
ご感想をコメント頂けると幸いです(^。^)y-.。o○
Personnel:
Peggy Lee – vocals
Uan Rasey – trumpet
Pete Candoli – trumpet
Don Fagerquist – trumpet
Conrad Gozzo – trumpet
Mannie Klein – trumpet
Milt Bernhart – trombone
Bob Enevoldsen – valve trombone
Justin Gordon – reeds
Joe Harnell – piano
Howard Roberts – guitar
Barney Kessel – guitar
Joe Mondragon – double bass
Shelly Manne – drums

