VictorのカートリッジでZ-1シリーズがあります。Z-1Sはプレーヤーの付属針にも使われたりして、Victorの中では一番量産したのではと思います。生産は敬愛するミタチ音響の手によるもので、同社OEM機種の代表格です。また、派生機種も多々あります。
このシリーズは、Z-1S、Z-1EB、Z-1E等がありました。Z-1Sは廉価グレードの丸針、Z-1EBは少し高級なプレーヤーの付属用楕円針(緑色)。
今回使用するZ-1Eは、単品販売用楕円針となります。Z-1EBは接合針ですが、Z-1Eは無垢楕円針(の様に見える)と思われます。その微妙な表現の訳は、ベース部分で継いである様に見えるからです。
あとは、テンション・ワイヤー付属といところで差別化している様です。
その他、録音に際して、近々のシステム変化点。
ツイーターですが、ドライブ用アンプのテクニクスSE-9060ですが、これって出力調整用のボリュームがあります。
以前はMAX位置で使っていましたが、どうも右に寄るのでツイーターが原因かと思っていました。調べてみると、左右の出力差によるものでしたので、右を落としました。
まあ、安物アンプなので調整出来た方が良い場合もありましょうが、このボリュームが原因という場合もありますので、悩ましいところでしょう。
基本的には、シンプル・イズ・ベストだとは思います。
また、出力は2系統あるのはツイーター用としては重宝していまして、AにLE20-1、BにONKYO TW-7S N-Ⅱを繋いでおり、通常はLE20-1を使用しています。ONKYO TW-7S N-Ⅱは能率も高く高域特性も良いのですが、クロスオーバー4KHzではちょっと無理があります。
一時期は、同時に鳴らしたりしていましたが、位相の点で好ましくないので止めています。
まあ、そんなところでZ-1Eの再生です。
安価品としては、好ましいバランスです。ボーカルの質感が良く、適度に繊細な高域という感じでしょう。
使用した音源は、
岩崎宏美嬢のアルバム「夕暮れから・・・ひとり」から2曲です。
録音はスピーカーの音を拾っている「空間再生録音」となります。
「エトランゼ」
作詞:有川正沙子、作曲:林 哲司、編曲:林 哲司
もう一曲は、
「52階のオフ・ステージ」
作詞:大津あきら、作曲:鈴木キサブロー、編曲:大村雅朗
おしまい(^。^)y-.。o○