雪の影響で行動範囲が狭まり、ブログネタが切れやすいこの時期に、前年を振り返ろうと始めた「総括」ですが…
今回も、祭り・山行・温泉・草花を整理し、その他スポットを残すだけとなりました。
こうしてまとめてみると、昨年1年間も我ながら、よく動いたなぁとつくづく思っています。
信州へ転居してから4年半、気が付けば長野県77市町村全踏破まで、あと4(昨年末現在)となりました。
順調にいけば、今年前半には達成出来そうです。その後は…?
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ここでは例年通り、これまでに総括でご紹介出来なかった絶景や印象に残った場所を「スポット」としてまとめました。
訪れた地が多すぎてあれもこれも…とは思いますが、特に思い入れの深い場所等を10ヶ所に絞ってお届けします。
●地獄谷野猿公苑(山ノ内町)2023/02/20
野生のニホンザルが温泉に浸かる事で有名な公苑で、そのサルは「スノーモンキー」という愛称で呼ばれています。
実に見学者の7割が外国人。欧米語や中国語?が飛び交っていました。皆さん、日本人以上に日本の事をよくご存じのようです。
2021年の総括にも載せましたが、温泉に浸かるサルの姿をみたのは今回が初めてだったので、再度取り上げました。
真冬の温泉は実に気持ち良さそう。ヒトもサルも一緒ですね!
●清水寺古道(山形村)2023/04/10
「清水寺」までは車で行けるのに、あえて古道を歩く事を選択した結果、急登の連続で後悔しきりの旅となりました。
しかし、苦労してやっと到着した美しい古刹は静寂そのもので、荘厳で凛とした佇まいに身が引き締まる思いがしました。
●岡谷蚕糸博物館(岡谷市)2023/06/11
降りしきる雨の中、製糸業の一大拠点として発展した岡谷市で「シルク巡り」をした際、最初に立ち寄った博物館です。
ここには、絹文化の起源・カイコの一生・各種繰糸機等の資料や機械類が、多数展示されています。
また館内で工場見学も出来ます。ハケを持つ女性の手の動きが物凄く速かった!生きているお蚕さまとも出会えました。
●七福神の滝巡り(南相木村)2023/06/17~18
滝そのものの特徴よりも、そこに辿り着くまでのプロセスの方が印象に残っています。
特に到着までの難度が高かったのが「一平の滝」と「不動の滝」です。
前者は滝近くまで案内板もなく不安が募る中、誰ひとりいないぬかるんだ山道を勘を頼りに突き進み、ようやく発見!
後者は日本200名山のひとつ「御座山(おぐらさん)」の中腹にあって、上り坂を歩く事55分。まさしく登山!
アプローチが比較的容易だった「おみかの滝」は、トンネル内にある「滝見穴」からみる構図が最高です。
暑さのせいもありますが「七滝巡り+南相木ダム見学」の旅は、非常に疲れた1泊2日となりました。
●安曇野ちひろ公園(松川村)2023/07/04
池田町での「ラベンダー」観賞を終え、午後この公園に立ち寄りましたが、この日も暑かった!
「ちひろ美術館」では子供の心の世界に浸り、淡く美しい水彩画から聞こえてくる、純真な子供達の声に耳を傾けておりました。
そして「トットちゃん広場」へ。ここには女優の黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」の世界が広がっています。
トットちゃんが通う「トモエ学園」の教室だった電車の車輌が設置され、ここでも元気な子供達の声が聞こえてくるようでした。
●満蒙開拓平和記念館(阿智村)2023/09/14
かつて中国に13年間だけ存在した「満州国」に、日本から約27万人にも及ぶ「農業移民」が渡りました。
夢を見て満州に渡ったものの、ソ連の侵攻に遭い、終戦後も日本に戻れずに多くの人が現地で亡くなったそうです。
こんな「満蒙開拓」の歴史を探る為、記念館を訪ねました。
日本人だけでなく、中国人にも多くの犠牲を出した「満蒙開拓」とはいったい何だったのだろうか?
史実を知って、戦争の悲惨さや平和の尊さを感じずにはいられない記念館でした。
●まるやち湖(原村)2023/10/02
帰省の復路、まだ訪れた事がなかった原村に寄り道しました。
ここは農業用のため池ですが、八ヶ岳連峰の絶好の撮影ポイントとして人気があるようです。
肝心の八ヶ岳の雄姿は?午前中に訪れた時は、残念ながら殆どが雲に覆われ、全体像がはっきりしませんでしたが…
原村散策をほぼ終え、午後再びこの地へと戻ってきた頃には快晴となり、八ヶ岳連峰が全容を見せてくれました。
●いずみ湖公園(複数市町村)2023/11/08
若干のピーク越えでの訪問となりましたが、紅葉の穴場的存在と言うだけあって、素晴らしい景色が広がっていました。
柔らかな秋の日差しを浴び、水面(みなも)には鏡のように上下対称に輝く、色とりどりの木々が映り込んでいました。
●蔵の町並み(須坂市)2023/12/20
町中のいたるところに、白壁の土蔵が立ち並ぶ「蔵の町・須坂市」を訪れました。
重厚感あふれる蔵の佇まいは、異彩を放つ事なく、完全に町並みに溶け込んでいました。
製糸業で栄えた往時の須坂市が窺える「蔵の町」には、ゆったりとした時間が流れています。
●野尻湖ワカサギ釣り(信濃町)2023/12/27
35年ぶりとなった「野尻湖」屋形船でのワカサギ釣りは、当時も今も変わらず快適そのものでした。
何しろ、船室内はストーブで暖かく、トイレも完備。お湯も氷も常備されており、いつでも使用可能なのです。
魚群探知機を使って、ワカサギのいる釣りポイントまで連れていってくれ、我々は釣りに専念するだけ!
こんな素晴らしい環境にありながら、長年のブランクが影響し、釣果は40尾にとどまりました。
それでも35年ぶりに味わったこの快適さ、病み付きになりそう。近ければ、シーズン中は毎週でも行きたい!
以上、スポット編をお届けしました。