☆☆☆+(3.5)
2015年4月22日 第1刷発行 集英社新書 216ページ
○荒木飛呂彦「荒木飛呂彦の漫画術」読みましたか
この本は「ジョジョの奇妙な冒険」の著者が自分の漫画術を披露した内容です。「漫画の基本構造は、キャラクター、世界観、ストーリー、テーマ。それを支える絵」と言います。
また、著者は登場人物の履歴書も書いているそうです。さらに、導入部分は力を入れ書かなければいけないと言います。
物語は必ずプラスになるようになっていかなければいけない、と考えています。マイナス、プラスを繰り返すような物語を、読者は読みたくはない、とまで言います。
それでも大事なことは、自分が興味を持っていることを描かなければダメだと言います。
著者が誠実に、マンガと向き合っていることを感じられたととも著者が誠実にマンガと向き合っていることが分かり、著者の漫画を読みたくなりました。
この本の内容を意識すると、他の漫画の読み方が変わるような気もします。
今まで読んだ漫画入門の中でも、面白く分かりやすい部類になる一冊でした。121722
書評:エッセイ・ノンフィクション はこちら
書評:新書・ビジネス・社会科学 はこちら
作家別のインデックスはこちらです。☆つけて、一覧にしています。
インデックス:伊坂幸太郎
インデックス:恩田陸
インデックス:司馬遼太郎
インデックス:東野圭吾
インデックス:村上春樹
インデックス:宮部みゆき