今村 翔吾「塞王の楯」☆☆☆☆
2021年10月30日第1刷発行 集英社 552ページ 小説すばる2019年8月~2020年12月号、2021年3月号~8月号を加筆修正
○今村翔吾「塞王の盾」読みましたか
匡介(きょうすけ)は、朝倉家が一乗谷で織田信長に滅ぼされたとき、その石垣を積んでいた、石垣職人の棟梁である源斎に助けられました。
その後、近江の源斎の元で石積みの修行を積んで23年がたち、匡介も31歳になりました。
源斎は跡継ぎを匡介にすると決め、他の職人たちにもそれを伝えていました。匡介は石垣を築くために必要な、石を山からの切り出し運ぶことも学びました。
そして、京極高次の大津城の石垣の修繕を任されるのでした。。。
ということで、今村翔吾「塞王の盾」読みました。この話は、戦国時代を武士ではなく石垣職人の目から見ているという点で非常に斬新でした。
魅力的な武将たちがたくさん出てきます。負け知らずと言われる立花宗茂も出てきます。
隠れた史実のなかに、まだまだ知らない物語があるのだろうなと感じました。読み応えのある一冊でした。
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