☆☆☆+
2022年7月 395p 集英社 小説すばる2020年4月号から2021年2月号に掲載、加筆修正
○赤神諒「はぐれ鴉(がらす)」読みましたか
山川才次郎は剣術指南役として、竹田藩に迎えられましたが、彼には秘密がありました。
14年前、家族全員、一族全員を、叔父である竹田藩の玉田巧佐衛門に惨殺されたのです。一人生き延び、江戸で修行を励んだのでした。山川は敵討ちとお家再建という想いを胸に秘め、剣術指南役を買って出たのでした。
しかし、現在、竹田藩では、あの虐殺事件のことは一切伏せられており、誰もその事件のことを知りません。
また、玉田は現在、竹田藩の城代として、人々の信頼を集めていました。玉田のことを悪く言う人は誰もいませんでした。。。
ということで、赤神諒「はぐれ鴉(がらす)」読みました。単なる時代小説の敵討ちの話かと思いきや、藩の秘密、惨殺の秘密、がいろいろあって、謎が盛りだくさんです。その謎が読み進めるに従ってだんだんとわかっていきます。
時代劇+ミステリーともいえる、一冊でした。81422
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