横山秀夫「ノースライト」読みました | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

「ノースライト」が NHK 土曜ドラマとして、12月12日と12月19日に放送中です。青瀬は西島秀俊さん、吉野は伊藤淳史さん、が演じています。

ということで、以前アップした読書感想を再アップします。

(前編)「消えた家族」

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ノースライト

横山秀夫 ノースライト

 


☆☆☆+
2019年2月 新潮社 429p 初出 「旅」2004年5月号~6月号、11月号~2005年12月号、2006年2月号 刊行にあたり全面改訂

○横山秀夫「ノースライト」読みました
青瀬稔は建築士です。バブル期が終わったとき、仕事でボロボロになり、会社も辞め、離婚もし、生活も乱れました。

そんなとき、友人が自ら経営する建築事務所に誘ってくれました。だんだんと立ち直っていく青瀬でした。

そんな折り、「好きなように家を建ててください」と建築依頼主の吉野から言わました。その一言は、青瀬が忘れていた建築への情熱を思い出させる一言でした。建てた家は、吉野も喜び、雑誌にも紹介される建物となりました。

しかし、家の依頼主である吉野たち家族は、その家に住んでいませんでした。彼らはどこに行ったのか?そして、その家にはブルーノ・タウトの作品と思われる椅子が一脚だけ残っていたのでした、、、

ということで、横山秀夫「ノースライト」読みました。初めての著者の作品でした。最初は、硬い文章と重苦しい雰囲気に、戸惑いつつも、後半は一気に読んでしまいました。重厚な作風といえるのではないかと思いました。また、建築家のブルーノ・タウトについても、この作品で初めて知りました。

 

ちなみに題名の「ノースライト」とは、北の窓から入る光のことです。80120  2020年8月20日 アップ

追記 2020年本屋大賞4位の作品です。

 

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