2019年4月双葉社243p
☆☆☆+
○青柳碧人「むかしむかしあるところに、死体がありました。」読みました
表紙が絵本風なのと、題名が少しふざけている感があって、ユーモア小説かなと思って、読んでみたのですが、全然違う、しっかりとしたミステリーでした。うれしい誤算でした。
誰でも知っている日本昔話を題材にしているだけあって、キャラが立っていて、すっと、話に入っていけるのも秀逸です。
追記 本作は、2020年本屋大賞10位の作品です。71220
以下、覚え書きです
「一寸法師の不在証明」 小説推理 2017年12月号
姫が鬼に襲われたとき、一寸法師が助けたことがきっかけで、姫の花婿候補になった一寸法師なのですが、その裏には殺人事件が絡んでしました。。。
「花咲か死者伝言」 小説推理 2018年9月号
枯れ木に花を咲かしたおじいさんが、その後、何者かに殺されました。。。
「つるの倒叙がえし」 小説推理 2018年6月号
弥兵衛は、庄屋に借金の取り立てに合うのですが、そのとき、庄屋を殺してしまいます。そんなとき、つうが弥兵衛の所に、恩を返したいと訪ねてきました。。。
「密室龍宮城」 小説推理 2017年6月号
太郎は亀を助けたお礼で、竜宮城でもてなしを受けるのですが、そこで、密室殺人事件が発生しました。。。
「絶海の鬼ヶ島」 小説推理 2018年12月号
鬼ヶ島の鬼たちは、桃太郎に滅ぼされかけたのですが、実はわずかな生き残りが、まだ鬼ヶ島に住んでいました。そんな鬼ヶ島で、連続殺人事件が起きるのでした。。。
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