宮部みゆき「さよならの儀式」読みました 近未来現代SFパラレル短編集 | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

さよならの儀式 

河出書房新社 413p 2019年1月
☆☆☆+

○宮部みゆき「さよならの儀式」読みました。

著者の、この10年以内の短編を集めた作品集です。集められているの話は、近未来の世の中やパラレルワールドの話。なかには、今の世相を切り取っているのでは、というような作品もあります。こんな未来嫌だなという、話が多いかも。以下覚え書きです。Y0919

母の法律  「NOVA 1019年春号」河出文庫 2018年12月
親が子供を育てられない判断したとき、マザー法という法律で、里親に預けられたりする、そんな近未来の姉妹の話

戦闘員 「書き下ろし日本 SF コレクション NOVA+バベル」 河出文庫 2014年10月
妻に先立たれた80歳の達三は、毎日、決まった道を散歩するのですが、そのとき、不審なカメラの存在に気づいてしまいます。。。

わたしとワタシ 「小説すばる」2018年4月号
慎ましく真面目に生きてきて40数年、独身であるわたしのところに、高校生のワタシがタイムスリップして現れた。。。

さよならの儀式  「SF JACK」角川書店 2013年2月
ロボットに介護や家事やら任している近未来、壊れかけたロボットが集まる工場に、自分たちの世話をしてくれたロボットに会いに来た少女の話。

星に願いを  「ヴィジョンズ」 講談社 2016年10月
高校生の秋乃は、妹の春美とは10歳年が離れています。春美は最近、調子が悪く、母の静子が忙しいので、春美のお迎えを秋乃はするのですが、秋乃が春美に、調子の悪い理由を聞いても、なかなか答えてくれません。。。

聖痕  「書き下ろし日本 SF コレクション NOVA2」河出文庫 2010年1月
女性探偵の千川のところに、ある男性が尋ねてきた。男性の息子は未成年のときに殺人を起こし、現在は電気工をして暮らしているのですが、最近ネットで、息子のことを祭り上げるサイトが立ち上がっているので、調査して欲しいとのことでしたが、、、

海神の裔  「書き下ろし日本 SF コレクション NOVA+屍者たちの帝国」河出文庫 2015年10月
19世紀に、屍者が兵器として使われたという、伊藤計劃・円城塔の長編SF小説「屍者の帝国」を世界観基にした作品で、舞台は明治時代から戦後にかけての日本の屍者の話。


保安官の明日 「書き下ろし日本 SF コレクション NOVA6」河出文庫 2011年11月
保安官は、保安官補のチョウとザ・タウンの治安を護っている。そこに、新人のチコがやってきました。。。

 

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